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もはや震災後ではない?

太平洋戦争後、1950年代だろうか?「もはや戦後ではない」という言葉が流行ったらしい。これは戦後のネガティブな意識から脱却して、次の時代へ向かおうという未来志向な意識の表れだと思う。戦後ではないとは言っても、必ずしも戦争を忘れるということではない。

3.11、東日本大震災から7年経った。震災を風化させてはいけないが、「もはや震災後ではない」という意識も大事なのではないだろうか。もちろん東北の現地の住民は十分に未来志向の意識を持ち、次へ進もうとしているのだと思う。いつまでも震災後ではいられない。

歴史も人生も、過去を教訓にしながら未来を見据えて進むものだと感じる。過去を忘れてはならないが、過去を引きずってはならない。人生で言えば「もはや過去の自分ではない」という未来志向の意識が大事なのだと思う。

歴史も社会も人生も、常に過去を乗り越え、そして未来の自分を構築するために時には過去の自分を捨てないといけない時もあるのかもしれない。今重要なのは、過去ではなく未来なのだから。

睡眠は善か?悪か?

僕は自他共に認める超ロングスリーパーだ。しかし日常においてロングスリーパーであることによるメリットはほとんどなく、デメリットでしかない。しかも睡眠リズムは非常に不規則だ。

ところで睡眠は善なのか?悪なのか?よく「寝ているのは死んでいるのと同じだ」と言われる。確かに寝ている間は社会生活を何もしていないので、そういう意味では死んでいるのと同じと言えるかもしれない。しかし当たり前の話だが、睡眠を取らずに生活を送っていれば、生活や社会活動の質は圧倒的に落ちてしまう。そういう意味では起きている時の質を上げるためにも睡眠は欠かせない。

タレントの武井壮さんは1時間しか寝ないらしい。実際テレビ番組で武井さんの睡眠の検証をしていたが、(真実は分からないが)本当であるらしい。僕には考えられないことだが、社会には3時間ほどしか寝ない超ショートスリーパーがいる。かのナポレオンも3時間しか寝なかったという話は有名だ。社会生活において、取り組む時間の長さが鍵を握る仕事をしている人にとってはショートスリーパーであることは非常に重要だ。

その一方、圧倒的に質が重要な仕事も存在する。もしかしたら学問の研究もそうかもしれない。相対性理論で有名な物理学者・アインシュタインもロングスリーパーであり、一日10時間寝ていたという話は有名だ。

通常の日常生活・社会生活を送る上では適切な睡眠時間、あるいは適度に短い睡眠時間で規則正しく生活することが一番理想的でメリットが多いかもしれないが、特殊な例では睡眠の多さが鍵を握る活動を行っている人もいる。ただしこれらの人は社会的には非常に厳しい立場に置かれることが多いようだ。

スポーツ選手への報奨金は高いのか?安いのか?

オリンピックが終わり、世の中も少し落ち着きを取り戻した感がある。競技が終わった今話題になっているのが、メダリストへの報奨金だ。特に金メダル2個を獲得した高木菜那選手への報奨金が話題になっている。

高木菜那選手への報奨金は、日本オリンピック委員会とスケート連盟から計2000万円。その他に所属企業から4000万円が出るらしい。そこで気になるのが税金だが、オリンピックの報奨金は、日本オリンピック委員会などから出る一部の報奨金に関しては非課税であるらしい。しかし所属企業から出る4000万円にはもちろん課税される。

非課税で有名な賞金と言えばノーベル賞の賞金であるが、ノーベル賞以外にも非課税報奨金(オリンピック報奨金)があることは、今回初めて知った。メダリストがこのお金をどんなことにつぎ込むのか、はっきり言って余計なお世話であるが、勝利の対価として得る何千万円は決して高くはないように感じる。

国会開会中、首相は忙しい。

現在、衆議院で国会が開会されている。一般人にはなかなか国会の仕事は分かりづらいし、具体的に総理が何をしているかは把握しづらい。しかし便利なことに、毎日「首相動静」というものが伝えられる。

2月28日の首相動静を見ると、総理の多忙さが目に見て取れる。1分刻みでスケジュールが進行し、多数の政治家との面会もこなしている。午後11時を過ぎても衆院本会議場にいる。もちろん国会開会中に忙しいのは首相だけではなく他の国会議員も同じだと思うし、それを取材するメディアも多忙であろう。

28日に総理が面会した有力政治家は、首相動静に載っている名前の数を数えると17人。もちろんそれ以外の政治家とも多数接しているだろう。有力政治家との強い連携が想像される。

公人中の公人である総理の仕事を知れば、日本がどのように動いているか、その一端が垣間見れる。

銀メダルをどう捉えるか?

五輪のアイスホッケーで銀メダルを獲得したカナダ選手の一人が、表彰式で銀メダルを首から外したことがニュースになっている。この選手の行為に対して賛否両論があるが、この行為をどう捉えるべきだろうか?この行為を非難する声は多いが、僕はむしろこの選手の行為に対して非常に好感を持った。

まず銀メダルというものをどう捉えるかだが、世界で2位なのだから凄いという声は多いが、見方を変えれば1位を逃したということだ。銀メダルで喜ぶ選手は多いが、1位を目指して取り組んできた選手にとっては銀メダルは屈辱でしかない。2位という地位に満足せず、絶対に1位でないとダメなんだという意識は、プロのスポーツマインドとしては非常に高いレベルにある。2位で喜ぶ選手よりも2位で悔し涙を流す選手の方が圧倒的に将来性がある。

オリンピックではメダルがもらえる3人(3チーム)が特別だという認識がされているが、本来は1位以外は全て敗者なのである。もちろん2位も凄いことなのだが(銀メダルは世界で2位だから凄いのは当然だ!)勝負で勝者というのは1位の人だけを指す。

今回2位となり、敗者となり、メダルを首から外し悔し涙を流したカナダ選手のマインドには称賛の声を送りたい。そして次は1位になって表彰台に戻って来てほしい。

フィギュアスケート女子は、表現力に注目だ。

21日、五輪フィギュアスケート女子ショートプログラムが行われた。予想通り、OAR(ロシア)のメドベージェワとザギトワが共に世界最高得点をたたき出し圧倒的な存在感を見せつけたが、日本の二人、宮原知子選手と坂本花織選手も負けてはいない。

初めに登場した坂本選手は、滑り出した瞬間、明らかに今までと違うとすぐに感じた。スケーティングが非常になめらかで、体の動きから出る表現力も非常に柔らかい。そしてその後、ジャンプはノーミスで終え、パーソナルベストをたたき出した。

宮原選手も出だしから非常に良く、日本の和の表現を非常にはっきりと表現されていた。団体戦で指摘された回転不足も全くなかったようだ。

OAR(ロシア)の二人が圧倒的過ぎて、日本人の金銀ははっきり言って絶望的だが、銅の可能性は非常に高い。宮原選手の演技は以前から定評があり、ミスパーフェクトとも言われているが、注目は坂本選手だ。去年の終わりころから坂本選手の大きなミスは見たことがない。圧倒的な勢いもある。しかも弱いと言われていた表現力に関しても、ショートではトップレベルの表現力で魅了するところまで来た。

ところで僕は、フィギュアスケートの演技を観るとき、ジャンプよりも表現を感じることを楽しみにしている。そういう意味では宮原選手の和の表現は非常に魅力的でもある。そのような目でテレビ中継を見ている時、非常に残念なことがある。今季から演技中にテレビ画面左上に表示されている「技術点カウンター」だ。フィギュアスケートではもちろん点数は重要であるが、演技者の演技、特に選手の表現力を集中して感じたいのに、技術点カウンターが気になる。だからあえて技術点カウンターは視野に入れないようにしているが、それでも技術点カウンターは目障りだ。

ジャンプはもちろんフィギュアスケートの醍醐味ではあるが、表現力にはジャンプ以上の魅力が詰まっている。特に女子の演技では、男子にはない女子特有の魅力ある表現が醸し出されているので、23日にあるフリーではそのような所を感じるのも非常に面白い。

小平奈緒、王者の金メダル。

18日の夜、五輪スピードスケート500mで小平奈緒選手が金メダルを取った。17日の羽生結弦選手もそうだが、二人とも取るべくして取った金メダルと言えよう。

しかし難しいのは、取るべき人が取れないことが多々あるということだ。王者が金を取るとは限らない、しかし今回、羽生選手と小平選手のメダルは王者が取った金メダルである。

小平選手のことは以前から気になっていた。なぜかと言うと、出身大学が僕と同じ信州大学だからだ。これも何かの縁だと思い、小平選手を応援してきた。

縁と言えば、フィギュアスケート女子個人の坂本花織選手は僕と同じ神戸出身だ。僕も昔、ポートアイランドのスケートリンクには何度も遊びに行った。そのスケートリンクからオリンピック選手が生まれたということは非常に身近に感じて嬉しいものである。

王者小平奈緒が勝つべく臨んだ五輪で本当に勝った。技術・体力的な側面は言うまでもないが、「小平が金を取れなかったらサプライズだ」とも言われた五輪で金を取った小平選手のぶれないメンタルの強さは驚異的である。そのぶれないメンタルを少しだけでも分けてほしいものである。

二人の羽生さん。

17日五輪フィギュアスケートで、羽生結弦選手と宇野昌磨選手が金銀独占を成し遂げた。以前、欲を言えば二人で金銀を、と言っていたが、まさかそれを成し遂げるとは本当にびっくりした。銀も銅ももちろん凄いが、やはり金は別格である。特に今回の羽生選手の演技は、ショート、フリー共に横綱相撲という感を強く受けた。

この羽生結弦選手が金メダルを取った同じ日、将棋の世界ではもう一人の羽生さんが注目を浴びていた。羽生善治永世七冠と藤井聡太五段(対戦時)の対決だ。その結果は羽生さんが藤井さんに敗れ、決勝でも藤井さんが勝利し優勝した。藤井五段はわずか半月で藤井“六段”へとステップアップすることになった。

王者・羽生結弦さんが優勝し、史上最強・羽生善治氏が次世代最強の藤井総太さんに敗れる。二人の羽生氏(と、もちろん藤井氏)が同じ日に時代を象徴する対戦を繰り広げた。羽生善治氏は今回負けたとはいえ、これで将棋羽生時代が終わるとは思えない。現在、スケートと将棋の両方で羽生時代が続いている。二人の羽生氏の存在からは目を離せないが、ポスト羽生時代はどうなるのか?非常に気になるところである。

どのように注目を浴びるべきか。

現在、冬季オリンピックが開催されているが、その中で注目を浴びているうちの一つが女子アイスホッケーだ。女子アイスホッケー韓国代表が北朝鮮選手と合同チームを結成した。悪いことではないのかもしれないが、韓国・文大統領による政治パフォーマンスだとも言われており、本当はもっと違った意味で注目を浴びたかったのではないだろうか。

スポーツにとって一番の名誉は、強くなって勝つことである。そして勝って注目を浴びたいというのが本音であろう。勝負とは直接関係のないところで注目を浴びるのは、選手たちにとっても複雑な思いではないだろうか。

注目を浴びるのには、大きく二つに分けられる。一つは大きなことを成し遂げてポジティブに注目を浴びること。もう一つは奇抜でネガティブに注目を浴びることだ。オリンピックで勝って注目を浴びることがポジティブの代表だとするならば、犯罪を犯して注目を浴びるのがネガティブの代表であろう。

16日は、フィギュアスケートの羽生結弦君が登場する。二連覇がかかる羽生君には一番高い所を目指してポジティブに大きく注目を浴びてほしいものである。もちろん、宇野昌磨君にも大きく期待はしているし、欲を言えば二人で金銀独占を達成してもらいたいものである。

最高に才能のある者が、最高に努力をした結果。

12日夜、五輪で日本代表選手のメダルラッシュに沸いた。スピードスケートの高木美帆選手が銀、スキージャンプの高梨沙羅選手が銅、スキーモーグルの原大智選手が銅。欲を言えば金メダルでないことが悔しいが、日本選手のメダルは素直に嬉しい。

僕は何事も、一番と二番とでは天と地ほどの違いがあると思っているが、最高に才能ある者が、最高に努力して獲得した銀メダル、銅メダルはこの上なく価値がある。

とは言え、高木選手は1500mで今季W杯4戦4勝で負けなし、そこでの五輪銀メダルは本当に悔しい思いがする。僕と同じ出身大学の小平奈緒選手は6位入賞。短距離で圧倒的強さを誇る小平選手には、1000m、500mに期待だ。

五輪で銀・銅は非常に価値あるものだが、一番でないと見えない世界がある。一番でないとダメな時がある。これから行われる競技で、一番でないと見えない世界を見る選手が現れることを大いに期待してしまう。