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天野教授、埼玉知事選に立候補

自民党は埼玉県知事選挙に順天堂大学医学部の天野篤教授を擁立することを決めたみたいだ。天野医師と言えば、天皇陛下の手術で筆頭医師を務めた、その道の日本最高の執刀医師である。天皇陛下の手術を担当されてからはその名が全国的に知られるようになった。

天野教授が日本最高の医師であることは間違いないであろうが、なぜその日本最高の医師が知事選に出られるのか?もちろん本人が熟慮して考えた上のことだろうから天野医師にとやかく言うことはないが、天野医師を選挙に持ち上げようとする自民党側に疑問を抱かずに負えない。

もし天野教授を擁立するならば、天野医師のどういう所が政治に対して優れているかということなどをはっきりしてもらいたい。人間性に関してはおそらく立派な人間だと僕も思うし、天野教授の人間性を今さら言うのは天野教授に失礼かもしれない。しかし選挙に出るにあたっては他の候補と同じように人とがらをしっかり示さなければならない。

天野教授に対することはさておいて、擁立する自民党側に関してだが、ただ単に有名だから、イメージがいいからという理由だけならやめてもらいたい。それで過去には日本の政治は様々な損失をしてきた。ホリエモンの例は記憶に新しい。

天野医師が政治家に転身することには、医学界に対してすごく大きな損失にならないかと心配する。天野医師の腕を必要とする患者さんも多いはずだ。しかし何はともあれもし当選した暁には知事職を立派に遂行してもらえることを望む。

鉄道の安全神話

最近に始まったことではないが、頻繁に日本の鉄道の、特に新幹線の安全神話が話題になる。以前に一度ブログで、新幹線の安全神話に関して、阪神大震災の際の無事故は幸運に幸運が重なってできたことだと言った。確かに新幹線は今まで死亡事故が一件も起きてない。しかしこのように鉄道の安全性について新幹線と在来線を分けて考えることは本当に妥当なのだろうか?

言うまでもないが約10年前、福知山線脱線事故によって100人を超える死者を出している。ここまで大きな事故ではないにいしても定期的に事故のニュースは流れ、最近だと山手線の支柱が倒れたことが記憶に新しい。

僕は思う。新幹線と在来線を合わせたすべてのトラブルの総合が、日本の鉄道の安全性の実力なのだと。新幹線死亡事故ゼロという看板に盲目になってはいないだろうか?そもそも日本には新幹線より在来線の数の方が圧倒的に多いのだから。

もちろん、日本の鉄道そのものを否定するわけではない。新幹線に限らず在来線も含めて日本の鉄道システムは世界に比類なきものである。日本の鉄道が世界に誇るべきものはたくさんある。もちろん在来線の安全性に関しても世界から見ればかなり高水準の安全を維持しているのかもしれない。

しかし僕が一つ気になっていることがある。新幹線の安全性をはじめとする最先端技術が在来線にフルにフィードバックされているのかということである。新幹線の安全性と在来線の安全性及び技術がかい離しすぎてないだろうか。日本の鉄道産業が、新幹線と在来線に分離しているように思える。

これからの在来線開発の現場に新幹線技術をフルに利用しようという視点をもって開発すれば、在来線のシステム・安全性は飛躍的に向上するように思える。どうしても最先端である新幹線技術に注目が浴びてしまうところだが、われわれ一般人も在来線技術にももう少し注目してみてはどうかと思う。

B29爆撃機が飛行

8日、ワシントン上空をB29爆撃機など56機がワシントン上空を飛行した。対ドイツ戦勝70周年記念のためだ。B29と言えば日本でも無差別爆撃を受けたことで有名だが、第二次大戦のアメリカ戦勝の象徴ともいえる機体なのであろう。

対ドイツ戦勝70周年があったということは、もうすぐ日米終戦70周年がやってくるということだ。アジアでは日本戦のイメージが強いと思われるが、ヨーロッパではドイツ及びイタリアが戦敵だったとみられているのだろう。その中間に位置するアメリカは日本戦と同時にヨーロッパ戦線でも戦わなければいけなかった。まさに板挟み状態である。

あと数か月で日本敗戦70周年がやってくるが、中国・韓国が大々的に日本戦戦勝キャンペーンをすることが予想される。しかし実際は日本は中国とは日中戦争から戦っていたが、朝鮮とは全く戦っていないのである。朝鮮との間では戦争関係は全くなかった。であるから、朝鮮・韓国の対日戦勝など存在しないのである。

韓国は先の安倍首相米国訪問に関しての演説に関連して、ますます歪曲の度合いを深めてきた。終戦70周年で韓国がどれだけ歴史を歪曲・捏造してくるか、それに対して安倍首相がどれだけうまく粘り強く反論するか、少し見ものである。

安倍首相が長期政権へ意欲

安倍首相が都内のホテルで日米の政財界の要人を招きスピーチした。そこで次回のアメリカ訪問では「中部・西部を訪れたい、そのためには政権を維持しなければならない」と長期政権への意欲ともとれるような発言をした。

安倍首相の長期政権化には賛否両論があるだろうが、僕は今のところ賛成だ。理由はいろいろあるが、安倍政権前の第一次安倍政権を含む六政権がすべて1年で崩壊し、その負の影響をもろに見てきたということも一つあるかもしれない。それからアベノミクスも順調に行っているとはいえ、道半ばである。最近はアベノミクスを否定する意見も聞かれ、それを安倍氏がどう乗り切るかも見ものである。

国際的にも様々な問題を抱え、その対処に追われる安倍政権にとって、今政権を放棄すればその努力が水の泡である。特に中国・韓国問題に関しては改善の兆しがわずかに見え始めてきていると僕は思うが、それも安倍首相が感情的にならず、冷静に粘り強い対応を続けてきた結果だと思う。

安倍政権が誕生した時、正直不安であった。第一次安倍政権が健康不安という形でわずか一年で倒れ、いわば政権を投げ出した形になった安倍氏が、再び政権を担当しても大丈夫なのだろうかと。むしろ石破氏の方に期待していた。しかし安倍氏はいい意味で期待を裏切ってくれた。このまま安倍首相の積極的で粘り強い政治を突き進んでほしいものである。

イギリス総選挙の結果が明らかに

イギリス総選挙の開票が行われた。その結果、保守党が過半数を獲得し、労働党が惨敗した。その一方、スコットランド国民党が躍進したみたいだ。

スコットランド国民党はスコットランド独立を主張しており、昨年のスコットランド独立をめぐる国民投票では独立は否決されたが、スコットランド国民党の躍進によってまたスコットランド独立の機運が高まるかもしれない。

過半数を獲得した保守党はEU離脱を判断する国民投票の実施をマニフェスに掲げており、今回過半数を獲得したことにより国民投票の実行は確定的になった。

スコットランド問題にしろ、EU離脱問題にしろ、イギリスは独立路線を加速しつつあるように思える。独立と言えば聞こえはいいが、一歩間違えれば孤立につながる。そのような路線に突き進むのはイギリスの島国思想が原因なのかもしれない。

地理的環境はイギリスと日本は非常に似ている。四方を海に囲まれた島国である。イギリスのたどる道は将来の日本の道になる可能性も高い。EU離脱への道をたどるイギリスは、東アジアの中で経済的・政治的に多少特殊な立ち位置にある日本と重なる。日本は東アジアにあって、経済的・政治的にはヨーロッパ的なのである。

ギリシャ金融問題に端を発したEU問題は、イギリスのEU離脱で第二弾に突入していくのかもしれない。

イギリス総選挙

イギリスで議会の総選挙が始まった(8日午前0時現在)。今回のイギリス選挙の注目は、二大政党制が崩れるのではないかということである。主要先進国では二大政党制がメインな国が多い。イギリスの保守党・労働党、アメリカの民主党・共和党。二つの拮抗する大政党が議論を戦わせ政策決定をより良いものにするのには良い体制かもしれない。

ところで日本も二大政党制を目指した時期があった。数年前の民主党政権である。民主党政権発足時には、アメリカ・イギリスのように日本でも民主党・自民党の二大政党制が機能することが期待された。しかし結果はご存じのとおりである。民主党にはさまざまな問題があったが、一番の原因は歴史のなさであろう。歴史がないことは人材がそろわないことにつながる。トップである総理大臣も稚拙であった。

今回のイギリス選挙では二大政党以外の政党の躍進に注目が浴びている。その原因は、スコットランド問題、EU離脱問題で世論が多様化したことにあるのだろう。特にEU問題では最近何かと話題になるのはギリシャ経済問題。ギリシャの半財政破たん状態が他のEU諸国の足を引っ張る形になっている。イギリス市民もそれに辟易しているのだろう。ちなみにイギリスはEUには名を連ねているものの、通貨はユーロではなく独自のポンドを維持している。これもEU離脱の壁の低さになっているのだろう。

今日の午後には大勢が判明しそうだ。イギリスは政治先進国である。現在の先進国・民主主義国の政治モデルはイギリスにある。イギリスの政治体制の変化は他の国に与える影響も大きいと予想されるだけに注目を浴びるところであろう。

リニアの最高時速更新

もう数日前になると思うが、リニアが最高時速603km/時の世界新記録を樹立した。ここ十年以上500キロ台を維持していたが、なぜこれまで速度の向上が見られなかったか不思議に思う人もいるだろう。

僕がまだ子供の頃、したがって30年近く前からリニアモーターカーの実験はすでに始まっており、赤いリニアの車体は子供の憧れの的だった。その頃はあと数年で実用化されるものだと思い込んでいた。しかしそれから30年経ってやっと建設計画の実行が決まった。なぜこんなに時間がかかったのか不思議であるが、念には念を入れて安全性に取り組む姿勢と、騒音対策などがネックとなっていたのだろう。

ところで現在世界で一か所、リニアによる高速運行がなされているところがある。上海だ。上海の市街地から空港までの短い距離だが、時速400キロメートルの速さで市街から空港まで約7分間で結んでいる。技術的には日本と中国ではかなり違う方式でされているものと思われるが、なにはともあれ世界で初めてリニアの高速運転実用化に成功したことには目を見張るものがる。

さて日本のリニア計画だが、工事前から難問山積みである。一番懸念されているのがトンネル工事だ。トンネルの長さに加え、アルプスの下1000メートルを貫く工事に苦戦が予想されている。安全第一の日本の高速鉄道、工事も安全第一で一人の死者も出さなかったと言われる工事にしてほしいものである。

世界遺産登録勧告

「明治日本の産業革命遺産」というテーマに関する遺産について、世界遺産登録勧告が行われた。具体的に言うと、明治維新からその後数十年にかけての日本の産業革命に重要な役割を果たした遺産だ。有名どころでは、官営八幡製鉄所などがあるが、明治維新の原動力となり、明治国家成立に大きな役割を果たした「松下村塾」も入っている。

また、三菱重工業長崎造船所の数施設も含まれており、これも明治産業に大きな役割を果たした三菱創業者、岩崎弥太郎の精神も重要視されている表れであろう。

毎度のことながら、韓国がこの世界遺産登録勧告を非難しているが、そのことについてこれ以上書く価値はない。

今回の世界遺産候補を見ると、九州から山口(特に長州の萩)に集中していることが目につく。やはり明治国家躍進の原動力は薩摩から長州山口にかけてがその中心であったということであろう。それから最近話題の軍艦島もリストの中に入っている。

戦後の、made in japan という用語に代表される日本の高品質製品だが、明治時代の日本製はまだ「安かろう悪かろう」というものが多かったらしい。しかし工業製品をはじめ、着々と品質の向上を努め、第二次大戦という断層があったもののその精神は受け継がれ今の経済大国日本が存在する。

今回の明治の産業革命遺産は現代の経済大国日本の原点と言えるのかもしれない。

MRJ社長交代

4月の終わり、三菱航空機(三菱リージョナルジェット、MRJ)の社長が交代した。ここ数年、MRJの初飛行・納期が幾度も遅れ、親会社の三菱重工業がしびれを切らしたものと思われる。MRJは世界に打って出る宿命を持っている。そこで新社長に就任したのが、主に海外進出を担当した三菱重工役員だ。

数年前まで、MRJの未来は非常に明るいものだった。しかし度重なるスケジュールの延期により、海外他社の開発が追いつき、MRJのアドバンテージがなくなってきており、現在は危機的状態にある。しかし良い見方をすれば、それだけ性能と安全性に念には念を入れているともいえるので、納入した後の評価次第では挽回できるかもしれない。

航空機事業では、今三菱だけではなくホンダも注目を浴びている。MRJが100席ほどの中型機に絞っているのに対し、ホンダジェットは7人程度のビジネスジェットである。ホンダジェットはエンジンを両翼の上に配置し、流体力学的に非常にバランスのとれた構成をとることに成功し、見かけの美しさとともに非常に高い評価を受けている。エンジンを両翼の上に置く(普通は下に置いている)という常識破り的な発想も、常に未来を開拓していくホンダマインドが発揮されている。

MRJとホンダジェットは今対照的な立場に立っているが、10年後には両社順調に飛行し、安定飛行を続けていることを願うばかりである。

第五の戦場

以前、戦場と言えば、陸・海・空の三つに分けられていた。それに第四の戦場として宇宙が加わり、今最も注目を浴びているのが第五の戦場「サイバー空間」だ。

サイバー空間とはわかりやすく言えば「ネット上の空間」。しかしネットと侮るなかれ、ネット上のサイバー攻撃一つで核ミサイルの発射だってコントロールできるのだ。すなわち現在の世界の人間の命はサイバー上につるされていると言っても過言ではない。そのサイバー空間上で攻防を繰り広げているのがハッカーだ。

ハッカーと言えば日本では悪い奴らというイメージがあるが、そのような認識は短絡的だ。ハッカーには大きく二つに分けられる。ホワイトハッカーとブラックハッカーだ。悪い奴らというイメージのあるのはブラックハッカーのことだ。ブラックハッカーは他人、あるいは他国の情報システムに潜入し、攻撃を仕掛ける。それに対してホワイトハッカーはブラックハッカーからの攻撃を防ぎ、守ることに日夜費やしている。ホワイトハッカーなしでは現在のネットの安全性は保障されないのだ。

先ほど述べたように日本ではハッカーに対して悪いイメージが先行したため、ホワイトハッカーの養成に大きく後れをとった。今日本ではホワイトハッカーの養成が緊急課題になっている。

日本国土が陸・海・空自衛隊によって守られているのに対し、サイバー空間はホワイトハッカーによって守られているのだ。ホワイトハッカーが守っているのは主に企業・省庁・国防関係のサイバー空間だが、一般市民が安心してネットを使えるようにするためにもホワイトハッカーには頑張ってほしいものである。