社会・時事ネタ」カテゴリーアーカイブ

世界遺産登録勧告

「明治日本の産業革命遺産」というテーマに関する遺産について、世界遺産登録勧告が行われた。具体的に言うと、明治維新からその後数十年にかけての日本の産業革命に重要な役割を果たした遺産だ。有名どころでは、官営八幡製鉄所などがあるが、明治維新の原動力となり、明治国家成立に大きな役割を果たした「松下村塾」も入っている。

また、三菱重工業長崎造船所の数施設も含まれており、これも明治産業に大きな役割を果たした三菱創業者、岩崎弥太郎の精神も重要視されている表れであろう。

毎度のことながら、韓国がこの世界遺産登録勧告を非難しているが、そのことについてこれ以上書く価値はない。

今回の世界遺産候補を見ると、九州から山口(特に長州の萩)に集中していることが目につく。やはり明治国家躍進の原動力は薩摩から長州山口にかけてがその中心であったということであろう。それから最近話題の軍艦島もリストの中に入っている。

戦後の、made in japan という用語に代表される日本の高品質製品だが、明治時代の日本製はまだ「安かろう悪かろう」というものが多かったらしい。しかし工業製品をはじめ、着々と品質の向上を努め、第二次大戦という断層があったもののその精神は受け継がれ今の経済大国日本が存在する。

今回の明治の産業革命遺産は現代の経済大国日本の原点と言えるのかもしれない。

MRJ社長交代

4月の終わり、三菱航空機(三菱リージョナルジェット、MRJ)の社長が交代した。ここ数年、MRJの初飛行・納期が幾度も遅れ、親会社の三菱重工業がしびれを切らしたものと思われる。MRJは世界に打って出る宿命を持っている。そこで新社長に就任したのが、主に海外進出を担当した三菱重工役員だ。

数年前まで、MRJの未来は非常に明るいものだった。しかし度重なるスケジュールの延期により、海外他社の開発が追いつき、MRJのアドバンテージがなくなってきており、現在は危機的状態にある。しかし良い見方をすれば、それだけ性能と安全性に念には念を入れているともいえるので、納入した後の評価次第では挽回できるかもしれない。

航空機事業では、今三菱だけではなくホンダも注目を浴びている。MRJが100席ほどの中型機に絞っているのに対し、ホンダジェットは7人程度のビジネスジェットである。ホンダジェットはエンジンを両翼の上に配置し、流体力学的に非常にバランスのとれた構成をとることに成功し、見かけの美しさとともに非常に高い評価を受けている。エンジンを両翼の上に置く(普通は下に置いている)という常識破り的な発想も、常に未来を開拓していくホンダマインドが発揮されている。

MRJとホンダジェットは今対照的な立場に立っているが、10年後には両社順調に飛行し、安定飛行を続けていることを願うばかりである。

第五の戦場

以前、戦場と言えば、陸・海・空の三つに分けられていた。それに第四の戦場として宇宙が加わり、今最も注目を浴びているのが第五の戦場「サイバー空間」だ。

サイバー空間とはわかりやすく言えば「ネット上の空間」。しかしネットと侮るなかれ、ネット上のサイバー攻撃一つで核ミサイルの発射だってコントロールできるのだ。すなわち現在の世界の人間の命はサイバー上につるされていると言っても過言ではない。そのサイバー空間上で攻防を繰り広げているのがハッカーだ。

ハッカーと言えば日本では悪い奴らというイメージがあるが、そのような認識は短絡的だ。ハッカーには大きく二つに分けられる。ホワイトハッカーとブラックハッカーだ。悪い奴らというイメージのあるのはブラックハッカーのことだ。ブラックハッカーは他人、あるいは他国の情報システムに潜入し、攻撃を仕掛ける。それに対してホワイトハッカーはブラックハッカーからの攻撃を防ぎ、守ることに日夜費やしている。ホワイトハッカーなしでは現在のネットの安全性は保障されないのだ。

先ほど述べたように日本ではハッカーに対して悪いイメージが先行したため、ホワイトハッカーの養成に大きく後れをとった。今日本ではホワイトハッカーの養成が緊急課題になっている。

日本国土が陸・海・空自衛隊によって守られているのに対し、サイバー空間はホワイトハッカーによって守られているのだ。ホワイトハッカーが守っているのは主に企業・省庁・国防関係のサイバー空間だが、一般市民が安心してネットを使えるようにするためにもホワイトハッカーには頑張ってほしいものである。

安倍首相の米両院議会での演説について

日本時間30日午前零時、安倍首相がアメリカ両院議会で演説した。日本の首相としては初のことだ。その演説の全日本語訳を日経新聞でじっくり読んでみた。

内容は過去の大戦に言及する一方、非常に未来志向な内容であった。特に日米同盟に関しては強固にしていくことを強調し、「希望の同盟」と名付けたのが印象的だった。これからの世界平和を日本とアメリカが導いていこうというメッセージにも聞こえた。

もちろんこの演説内容に対して反対する人もいる。中国・韓国系の人とそれに呼応するアメリカ人だ。彼らにとっては内容など何でもよかったのだろう。何を言っても拒絶したであろう。そのような人たちの顔色をうかがっても仕方がない。

安倍首相は安全保障の面で、アメリカと強力に連携していくことを誓い、それに向けての法案成立を約束した。いわゆる国際公約というものだ。この自衛隊と米軍と協力関係についてもかなり重点が置かれていた。

今回の演説は、日米の過去の歴史、現在の国際政治、未来の方向性についてかなりわかりやすく述べられている。この演説で述べられたような「理想の未来」がやってくることを、僕も切に望む。

安倍首相のアメリカ訪問について

現在、安倍首相がアメリカを訪問している。今回の訪問は国賓待遇で、国賓には特別な歓迎行事がいくつかある。以前のオバマの訪日時には安倍・オバマ間の関係が冷えた感じを与えたが、今回の安倍首相の訪米ではオバマが個人的に予定のなかったリンカーン記念館を案内するなど、親密ぶりがうかがえた。

安倍首相というとアベノミクスで経済関係のイメージが強いが、僕個人的には対外関係の対応の上手さを非常に感じている。日本のメディアは日中、日韓関係ばかり取り上げるので日本の対外関係がぎくしゃくしているように感じるが、逆に言えばぎくしゃくしているのは中国・韓国の二国に対してだけと言っても言い過ぎではない。それ以外の国とは非常に良好な関係を保っている。

中国・韓国に対しても安倍首相の粘り強い外交戦略により、必要以上な悪化は抑えられている。僕ならばかなり感情的になってしまうようなところでも、安倍氏は感情に左右されずに冷静に対処されているところは素晴らしいと思う。

安倍氏の対外関係の上手さはホワイトハウスでのレセプションでも発揮されたようだ。安倍首相はこのレセプション会食で何度もジョークを飛ばし、アメリカ側の関係者を何度も笑わしたそうだ。アメリカはジョークで意思疎通する国だ。そのアメリカでジョークを飛ばして相手の心をつかむのは安倍氏の外交手腕の上手さの一つでもあると思う。

この訪米での大イベントがもう一つ残っている。上下議員合同議会での演説である(このブログ執筆時ではまだ行われていない)。この両院合同議会での日本人の演説は安倍首相が初めてである。この演説はアメリカだけではなく、その他の国の人も注目する重要な演説である。安倍氏はこの演説でアメリカの心、世界の心をつかめるのか、非常に注目すべきところである。

まだ訪米日程は続くが、帰国した時にどのような表情で帰ってくるのか、ぜひ余裕を持った気持ちで笑って帰ってきてほしいものである。

たけしの8.6秒ラッスンゴレライ酷評について

ビートたけしの8.6秒バズーカーに対する酷評が話題になっている。たけしにはたけしの深い持論があってのことだと思うが、お笑いを評価するのはお笑い専門家ではなくて一般素人市民だ。重鎮の評価も一理あるが、一般にうけてなんぼの世界である。

たけしには悪いが最近のたけしのお笑いよりも、ラッスンゴレライの方が僕は圧倒的に面白いと思う。確かに現在の重鎮としてのたけしの存在は今までの面白いお笑いの積み重ねによってできたものである。しかし今のたけしの芸は、面白いというより大物がやっているから笑っているという感じではないのか。

確かにたけしは凄い人である。映画など多彩な方面で才能を発揮している。司会での突っ込みも絶妙である。しかしお笑いに関しては、昔のたけちゃんマンよりラッスンゴレライの方が圧倒的に面白い。一発屋といわれるかもしれないが。

最近、多くの日本人がたけしのお笑いに対して冷静に見れてないのではないかと思う。たけしがやっているというだけで、本当に面白いことかどうかということが判断できていないのである。昔はツービートで漫才をやっていたらしいが、今一度その面白い漫才を見せてもらいたいものである。

韓国・朴の迷走が続く

今、韓国政界が迷走状態である。その迷走は一年前のセウォル号沈没事故から始まった。朴のセウォル号対処で不手際が連発し、それに複数の側近の金銭問題が次々と噴出し、朴の任命責任が問われ、この一年支持率は下がる一方である。先日も中国を中心としたアジア関係の大きな動きがある中、その時朴は地球の裏側の南米に外遊していた。そして帰国した途端、胃痙攣という聞きなれない症状で数日間絶対安静だそうだ。

国家首脳の健康管理は最重要事項だ。第一次安倍内閣が安倍氏の体調不良で退陣することになったことは記憶に新しい。首脳の体調不良は国民から責められるべきことなのである。

しかし朴の周囲でこれだけの不祥事がありながら、朴自身の進退につながらないのは不思議だ。大統領という肩書はそれだけ大きな権力を持っているということだろうか。他人事ながら、大統領を退任した後に不祥事が噴出しないか心配である。

今、日中関係が改善の兆しを見せ、韓国は孤立しないかと焦っている。そして韓国国内経済は悪化の一途をたどっている。いまや朴の頼みの綱は反日しかないように思える。

朴のすることはだいたいパターンが読まれてきた。時期尚早ながら、次期大統領のことが気になる。反日キャンペーンは変わらないだろうが、経済問題、安全保障問題で日本、そしてアメリカとどのように連携をとるのか、気になるところである。

日本の建築文化への疑問

今日本では、住居を建てても30年から50年くらい経つと取り壊して立て直すことが普通になっている。家は古くなると新しく建て直すものだという認識が広まっているのだ。それに沿うように、建築会社も数十年で建て替えることを前提に新築住居を建設している。しかしこのような異常な取り壊し文化は日本だけみたいだ。

もちろんそれには日本特有の事情もある。日本は世界一の地震大国だ。古くなって耐久性の低くなった建物は耐震基準に合わず、新しく建て直すことになる。しかしその一方、千年以上前の文化財と呼ばれるような建築物が幾度もの大地震を乗り越え今も現存している。五重塔は地震の揺れを吸収するように揺れる構造になっている。今の言葉で言うと免震構造とでも言うべきか。昔の人の知恵に驚かされるものである。

最近、東京のホテルオークラが建て替えられることになった。ホテルオークラは名建築物とも言われ、取り壊し反対の声も大きい。数か月前にオバマ大統領が来日した際に宿泊したのもホテルオークラだった。

今、人々の意識も使い捨てからリサイクル、あるいは良い物を長くというふうに変わってきている。その風は建築にも当たらないだろうか。もちろん長く残せるような建築物を作ろうとするとそれなりに費用もかかる。しかし「良い物を長く」という思想は必ず日本国民の中に受け入れられるはずだ。そして高度な文化を発展させるためにはそのような思想は絶対条件として必要だと思う。

アメリカの日本防衛の確約

現在、日米同盟のさらなる強化が進んでいる。安倍首相はアメリカに対する軍事的支援を積極的に行っていくことを強調しているようだ。その真意は、日本が有事の際にはアメリカの軍事的支援を確約するということを明確にするためだ。

今まで日本は平和のフリーライダーといわれていた。血を流さずに平和にタダ乗りしていたのだ。しかしそのままの状態ではこれからもアメリカの軍事的支援を受けることは確約できない。オバマはアメリカが世界の警察官の役割から降りると明言したのだから。

日本には平和主義者といわれる人が多くいる。軍事などいらないと主張する人たちだ。確かに戦後今までは日本は特に戦争に巻き込まれることなく、軍事など必要ないという幻想にとらわれるかも知らない。しかし自衛隊と米軍の後ろ盾が抑止力になって平和が保たれていることは事実だ。今、中国が台頭してきており、韓国関係も険悪になる中、この平和が恒久的に続くという保証はない。

非暴力・非軍事の象徴としてガンジーの行動を持ち出す人がいる。左頬をぶたれたら右頬を出しなさいと。なぜガンジーはそのようなことができたのか。それはガンジー自身が自己の行動に命を懸けていたからである。何の覚悟も持たない日本国民が非軍事を唱えて軍事的行動を批判するのとは全く違う。それを履き違えている人が多い。

今台頭してきている中国は隣国である。もちろん中国関係の有事が起これば日本もそれに巻き込まれることが予想される。むしろその有事の矛先が真っ先に日本向けられる可能性の方が高い。その時、今の日米同盟強化の効力がものを言うであろう。

ビジネスにおける日韓問題

今、韓国で日本製品排斥運動が起きている。それと同時に日本でも韓国製品排斥の機運が高まっている。韓国での日本製品排斥の原因は、朴の反日運動によるものである。それに対して日本の韓国製品排斥運動の原因は、日本国内ではなく韓国の反日運動に対する反動による嫌韓が原因である。

韓国製品排斥の影響をもろに受けているのがサムスンだ。世界的にみるとサムスンのスマホは世界シェア1位をとっていた。しかし今はアップルの勢いに押されれる形で凋落の一方である。特に日本国内ではその傾向が顕著だ。

そのような現状に対する苦肉の策として、サムスンは日本国内でのサムスンブランドのアピールを廃止することにした。最新のサムスンスマホ本体にはサムスンのロゴはない。さらに日本国内での社名変更まで考えられているらしい。サムスンスマホの韓国色を消すのに躍起になっているのだ。

しかしそもそも以前から韓国製品は日本ではほとんど受け入れられなかった。韓国の現代(ヒュンダイ)自動車がいい例だ。日本に進出して10年ほどで撤退した。サムスンは韓流ブームに乗ってたまたま一時的に受け入れられたと言っていい。韓国製品のイメージは、高くも安くもなく、良くもなくというところであろう。

しかしここ十年以上は日本企業の方が世界的に失敗していた。携帯に限らず全ての物に「値段の高いガラパゴス商品」というレッテルが貼られた。すなわち世界標準を作れなかったのだ。サムスンは過去数年、世界標準を作るのにある程度成功した。それがテレビ・スマホの躍進につながったのだ。

デフレ脱却で日本企業が徐々に盛り返してきている。次世代の世界標準を何とかものにしてほしいが、いい意味でのガラパゴス性も日本の個性として打ち出していってほしいものである。