投稿者「木原 康明」のアーカイブ

ホンダジェット、いざ出陣

ホンダが開発したビジネスジェット飛行機「ホンダジェット」があと認証を待つだけとなった。認証が下りればすぐにでも顧客に納入できるみたいだ。

ホンダが飛行機産業に参入したのは29年前だそうだ。そこから研究開発を重ね納入間近になった。

ホンダジェットの売りはいくつかある。サービスサポート体制が参入直後から整っていることや、機体の値段・メンテナンスともにリーズナブルであること、そしてもちろん圧倒的な高性能だ。日本メーカーらしく、燃費もかなりいいらしい。

ところがホンダの開発者が特にこだわったところがある。それは「トイレ」だ。過去のビジネスジェットではトイレと言えば簡易トイレであり、臭いなどもかなりきつかったらしい。しかしホンダはトイレも快適性の重要な一部分だとみて、快適で本格的なトイレを設置した。この様なことができたのも室内の広さが売りのホンダジェットならではのことである。

日本の飛行機産業は戦後から長い空白期間がある。ホンダジェットにしろ、三菱航空機のMRJにしろ、一番の難点はその空白期間による経験不足だ。ホンダジェットの藤野社長はその経験不足を埋めるがごとく、海外の飛行機メーカを飛び回っていたらしい。

ビジネスジェットのホンダ、中型旅客機の三菱、この二社が世界の空の両翼になりうる日は来るのだろうか。

大阪都構想反対多数、橋下氏政界引退へ

17日、大阪都構想の是非をめぐる住民投票が行われた。その結果、反対が賛成を2%ほど上回り、大阪と構想は立ち消えすることとなった。それに伴って大阪市長の橋下徹氏は今年12月の任期満了をもって政界を引退することを表明した。

この選挙は橋下氏の振る舞いを含め、民主主義の中の民主主義を体現した選挙だと感じた。まさに市民が直接政策決定を行い、政治を動かす。負けた橋下氏は市民の世論に従って引退をする。橋下氏は7年間の政治家生活を政治家冥利に尽きると言ったが、大阪市民にとっても冥利に尽きるのではないかと思う。

住民投票はたまに行われることはあるが、このような大きな案件に関する住民投票は地方投票としては初めてではないかと思う。それだけにこのような重要な政策決定に関われた大阪市民は貴重な経験をすることができたのではないかと思う。

橋下施政は大阪府・大阪市に激動をもたらした。橋下政治は大阪市民を「考える市民」にしたのではないか。橋下氏が地方施政に大きな一石を投じたことは確かだ。また今回の住民投票が日本が確実な民主主義国家だということをも証明した。この住民投票は大阪以外の日本国民にとっても胸を張れるものだ。

とはいえ、橋下市長の任期はまだ半年以上残っていいる。橋下氏のインパクトが強かっただけに次の市長の存在感は薄くなることが予想されるが、橋下氏には残りの任期を遠慮せずに積極的に満了し、次の市長へと引き継いでもらいたいものである。

安倍首相が神戸を訪れた

16日、安倍首相が神戸を訪れていた。そのことに、神戸に住んでいる僕は日付をまたいだニュースで知った。三宮の東遊園地という阪神大震災のモニュメントがある公園を訪れたそうだが、実はその時僕も三宮に出てきていた。とんだ失敗をしてしまったものだ。

神戸の主要産業の一つに製靴産業がある。特に長田区は靴作りの街として有名だ。しかし阪神大震災では長田区一帯は大きな打撃を受け、靴作りの拠点も長田から海外へ移したメーカーが多かったみたいだ。小学二年まで長田に住んでいた僕にとって、靴作りの内職をしている人が多かったのが印象に残っている。

海外へ拠点を移した靴作りだが、震災から20年経って今、また靴作り産業の国内回帰が起こっているみたいだ。最近の長田の活況を目の当たりにしたわけではないが、長田の靴作りもにぎやかになってきているのではないかと思う。

長田の靴と言えば庶民の靴というイメージがあるが、長田に一軒の本格的ビスポーク(フルオーダーメイド)の靴屋さんのアトリエがある。そこの靴職人は海外で修業を積んで日本に帰ってきてアトリエを開いたそうだ。しかもそのマスターは僕と同じ歳だ。一度そこでビスポーク靴を作りたいと思っているが、何しろ一からオーダーメイドで作るわけだから値段も半端ない。一足で20万はくだらないのである。しかしそこで靴をオーダーメイドするのは僕の目標でもある。ちなみにそこのアトリエは男性ファッション雑誌に載るほどの腕利きだ。

安倍首相も今回神戸を訪問して、靴作りの日本回帰を実感したそうだ。今、日本はアベノミクスなどによって上向きになっていると言われている。その上昇気流に神戸の経済もうまく乗って活況を呈してほしいものである。

総務省「へんな人プログラム」について

今、総務省が「へんな人プログラム」というプロジェクトを行っている。偉大な成功者は変な人が多いということから、変な人で面白い発想を持っている人を支援しようというものだ。具体的には300万円の支援をするという。イメージモデルとしては、アップルのスティーブ・ジョブズを描いているみたいだ。しかし僕はこのプロジェクトはあまり成功しないような気がする。

そもそも「へんな人」に限っているところが悪き日本の発想だと思う。アメリカは変な人を受け入れる土壌があり、変な人から偉大な成功者が生まれている。しかしそれは変な人を支援しているからではない。構想・事業の内容が面白く、そのような構想に支援をしているから結果的に変な人が成功していると言われているだけだ。

重要なのは変な人を支援することではなく、変な人にもそうでない人にも、優れた面白い構想を持っている人には支援することだと思う。つまり、今回の日本のへんな人プログラムは外見を見て中身を見ず、ということになるのではないかと危惧する。

日本という国は変な人には生きづらい国だ。そこで国民の意識を変えるという意味では今回のプログラムは意義あるものかもしれない。このプログラムで大きな成功者が出なくても、もっと広く日本の各地で変わった成功者を生む土壌ができ、プログラムとは関係ないところから偉大な成功者が生まれるかもしれない。

安保法制に関する安倍首相の会見

14日、安保法制に関する安倍首相の会見があった。安倍首相の言いたいことを一言でまとめれば、「もう自国の安全を自国一国で守ることは不可能だ。他国、具体的には米国と連携をとりながら安保政策を進めなければならない。」というものであろう。

これに関しては日本国内では反対意見が多い。日本には憲法第九条という平和憲法が存在する。憲法第九条の存在と理念は非常に素晴らしいものだ。その理念は永久に引き継いでいかなければならない。

しかしそれと安保政策は別だ。今までは自国内のこと以外にはかかわらないで、日本の平和は何とか維持してきた。しかし国際情勢は一刻一刻変わってきている。特に中国の台頭は脅威だ。今まではアメリカが世界の警察の役割を担ってきたが、アメリカ自身もその役割から降りることを宣言し、世界の軍事力分布は多様化してきている。

何かが起きてからではなく、何かが起こる前に手を打たなければいけない。その先手を打ったのが安倍首相による安保法制の改革だ。

それから日本国内の世論を見ていて一つ憂慮すべきことがある。他国に自衛隊を派遣することが戦争につながると叫んでいる人が多くいるが、それはいかがなものかと思う。もちろん自衛隊が米国と連携したことによって直に戦争につながるなんてことは現実的でない。安倍首相は「日米同盟に隙を見せると攻撃される隙を見せることになる」と言っている。しかし僕が憂慮していることは、反論している人は安保法制を変えると日本が争いに巻き込まれることになると非難しているが、そこには他国、特に今紛争に巻き込まれている国を助けよう、世界に平和をもたらそうという思想が全く感じられない。日本一国がよければあとはどうにでもなれとでも言っているようなものである。

戦後今までは敗戦から立ち上がり、日本一国の平和だけを考えていればよかったのかもしれない。しかし今の日本は世界第三の経済大国、また自衛隊とはいえ世界有数の軍備を誇る国である。いま、そしてこれからの日本には世界の平和に貢献することが求められているのではないかと思う。そのためには一国平和主義から脱皮しなければならない。

安倍談話に向けて

約三か月後、安倍首相の談話が発表されるものと思われる。今日、社民党の福島瑞穂党首とジャーナリストの櫻井よしこさんの対談があった。そこで福島氏は20年前の村山談話と同じように「謝罪」の言葉を入れるべきだと言った。それに対し櫻井氏は、時代は刻々と変わっており安倍氏自身の言葉で語るべきだと主張した。

福島氏は謝罪の言葉を入れないと世界に間違ったメッセージを発信してしまうと主張した。しかしむしろ、無条件に謝罪ポーズをすることによって間違ったとらえられ方をされる可能性の方が高いのではないかと思う。そもそもその謝罪の相手は中国・韓国に対してだと思われる。しかしこの二国、特に韓国は何を言ってもアラを探して批判してくる相手だ。先日の安倍首相の米国議会演説に対しても全会一致で糾弾決議をしてくるような相手だ。今は何を言っても通じない。

櫻井氏の言うとおり、安倍氏が自分の言葉で日本の立場を述べることが重要だと思う。何しろ「安倍談話」なのだから。今までブログで述べてきたように、安倍首相は対外関係に関しては、感情的にならず粘り強い対処をしてきた首相だと思う。

この談話は中国・韓国だけに発するのではない。世界に対して発するのだ。現在の状況は、韓国の非難に押されている状況だ。しかし理にかなわない主張はいつか壊れるに違いない。それまで粘り強く対処できるかどうかだ。それと同時に日本も真実をありのまま発信し、間違っていることは論理を持って論破しなければならない。でないと、諸国の誤解は完全にぬぐいきれないだろう。

天野教授、埼玉知事選に立候補

自民党は埼玉県知事選挙に順天堂大学医学部の天野篤教授を擁立することを決めたみたいだ。天野医師と言えば、天皇陛下の手術で筆頭医師を務めた、その道の日本最高の執刀医師である。天皇陛下の手術を担当されてからはその名が全国的に知られるようになった。

天野教授が日本最高の医師であることは間違いないであろうが、なぜその日本最高の医師が知事選に出られるのか?もちろん本人が熟慮して考えた上のことだろうから天野医師にとやかく言うことはないが、天野医師を選挙に持ち上げようとする自民党側に疑問を抱かずに負えない。

もし天野教授を擁立するならば、天野医師のどういう所が政治に対して優れているかということなどをはっきりしてもらいたい。人間性に関してはおそらく立派な人間だと僕も思うし、天野教授の人間性を今さら言うのは天野教授に失礼かもしれない。しかし選挙に出るにあたっては他の候補と同じように人とがらをしっかり示さなければならない。

天野教授に対することはさておいて、擁立する自民党側に関してだが、ただ単に有名だから、イメージがいいからという理由だけならやめてもらいたい。それで過去には日本の政治は様々な損失をしてきた。ホリエモンの例は記憶に新しい。

天野医師が政治家に転身することには、医学界に対してすごく大きな損失にならないかと心配する。天野医師の腕を必要とする患者さんも多いはずだ。しかし何はともあれもし当選した暁には知事職を立派に遂行してもらえることを望む。

鉄道の安全神話

最近に始まったことではないが、頻繁に日本の鉄道の、特に新幹線の安全神話が話題になる。以前に一度ブログで、新幹線の安全神話に関して、阪神大震災の際の無事故は幸運に幸運が重なってできたことだと言った。確かに新幹線は今まで死亡事故が一件も起きてない。しかしこのように鉄道の安全性について新幹線と在来線を分けて考えることは本当に妥当なのだろうか?

言うまでもないが約10年前、福知山線脱線事故によって100人を超える死者を出している。ここまで大きな事故ではないにいしても定期的に事故のニュースは流れ、最近だと山手線の支柱が倒れたことが記憶に新しい。

僕は思う。新幹線と在来線を合わせたすべてのトラブルの総合が、日本の鉄道の安全性の実力なのだと。新幹線死亡事故ゼロという看板に盲目になってはいないだろうか?そもそも日本には新幹線より在来線の数の方が圧倒的に多いのだから。

もちろん、日本の鉄道そのものを否定するわけではない。新幹線に限らず在来線も含めて日本の鉄道システムは世界に比類なきものである。日本の鉄道が世界に誇るべきものはたくさんある。もちろん在来線の安全性に関しても世界から見ればかなり高水準の安全を維持しているのかもしれない。

しかし僕が一つ気になっていることがある。新幹線の安全性をはじめとする最先端技術が在来線にフルにフィードバックされているのかということである。新幹線の安全性と在来線の安全性及び技術がかい離しすぎてないだろうか。日本の鉄道産業が、新幹線と在来線に分離しているように思える。

これからの在来線開発の現場に新幹線技術をフルに利用しようという視点をもって開発すれば、在来線のシステム・安全性は飛躍的に向上するように思える。どうしても最先端である新幹線技術に注目が浴びてしまうところだが、われわれ一般人も在来線技術にももう少し注目してみてはどうかと思う。

B29爆撃機が飛行

8日、ワシントン上空をB29爆撃機など56機がワシントン上空を飛行した。対ドイツ戦勝70周年記念のためだ。B29と言えば日本でも無差別爆撃を受けたことで有名だが、第二次大戦のアメリカ戦勝の象徴ともいえる機体なのであろう。

対ドイツ戦勝70周年があったということは、もうすぐ日米終戦70周年がやってくるということだ。アジアでは日本戦のイメージが強いと思われるが、ヨーロッパではドイツ及びイタリアが戦敵だったとみられているのだろう。その中間に位置するアメリカは日本戦と同時にヨーロッパ戦線でも戦わなければいけなかった。まさに板挟み状態である。

あと数か月で日本敗戦70周年がやってくるが、中国・韓国が大々的に日本戦戦勝キャンペーンをすることが予想される。しかし実際は日本は中国とは日中戦争から戦っていたが、朝鮮とは全く戦っていないのである。朝鮮との間では戦争関係は全くなかった。であるから、朝鮮・韓国の対日戦勝など存在しないのである。

韓国は先の安倍首相米国訪問に関しての演説に関連して、ますます歪曲の度合いを深めてきた。終戦70周年で韓国がどれだけ歴史を歪曲・捏造してくるか、それに対して安倍首相がどれだけうまく粘り強く反論するか、少し見ものである。

安倍首相が長期政権へ意欲

安倍首相が都内のホテルで日米の政財界の要人を招きスピーチした。そこで次回のアメリカ訪問では「中部・西部を訪れたい、そのためには政権を維持しなければならない」と長期政権への意欲ともとれるような発言をした。

安倍首相の長期政権化には賛否両論があるだろうが、僕は今のところ賛成だ。理由はいろいろあるが、安倍政権前の第一次安倍政権を含む六政権がすべて1年で崩壊し、その負の影響をもろに見てきたということも一つあるかもしれない。それからアベノミクスも順調に行っているとはいえ、道半ばである。最近はアベノミクスを否定する意見も聞かれ、それを安倍氏がどう乗り切るかも見ものである。

国際的にも様々な問題を抱え、その対処に追われる安倍政権にとって、今政権を放棄すればその努力が水の泡である。特に中国・韓国問題に関しては改善の兆しがわずかに見え始めてきていると僕は思うが、それも安倍首相が感情的にならず、冷静に粘り強い対応を続けてきた結果だと思う。

安倍政権が誕生した時、正直不安であった。第一次安倍政権が健康不安という形でわずか一年で倒れ、いわば政権を投げ出した形になった安倍氏が、再び政権を担当しても大丈夫なのだろうかと。むしろ石破氏の方に期待していた。しかし安倍氏はいい意味で期待を裏切ってくれた。このまま安倍首相の積極的で粘り強い政治を突き進んでほしいものである。