最近、プロ棋士を引退した加藤一二三九段には、数々の偉大な記録がある。その中で最も偉大な記録は”最多敗記録”だ。つまり、一二三九段は最もたくさん負けた棋士なのである。
負けと言えばイメージは良くないかもしれないが、負けるためには対戦しないといけない。対戦をしなければ負けることもできないのだ。最多敗の記録は、挑戦し続けてきた男の勲章だ。
この考えはあらゆるものに通じるところがある。ほとんどの人は失敗を恐れる。そして挑戦することを避けるのである。しかし、挑戦しなければ勝つ可能性は0%なのである。そして失敗を重ねることによって成功は生まれる。失敗は挑戦の証であり勲章でもある。
失敗どんと来い!というくらいの気持ちで当たるくらいがちょうどいい。失敗に自分から向かっていくのである。すると稀に光が見えてくる。視界が開けてくる。それによって成功へ一歩近づく。
失敗に向かっていけるのは、それは大きな力である。そんないつまでも挑戦し続けれる人間でありたい。