急がば回れ!周りから整えていく。

「急がば回れ!」とはよく聞く言葉だが、これがなかなか簡単にできない。どうしてもすぐに本題に取り組みたくなる。しかしそのような誘惑に勝って、周りから攻めて行くことも重要である。

スポーツ選手なら、どうしても技術的な事の修得に全力で取り組みたくなる。それはある意味間違ってはいない。しかしスポーツをするためにはそのための強靭な体が必要なので、体調管理、栄養管理などをしっかりと行い、さらに最近よく話題になる体幹なども鍛えなければならない。そのように周辺(しかし本質的な部分である)から整えて行き、核心に迫ることが重要である。僕自身も最近はあらゆるコンディションを整えることに気を使っている。やはり何事も人間が行う以上、精神と体力のコンディションを高いレベルで保つことが大事である。

数学や物理をやる上で、英語論文を読むことは避けられない。従ってまずは英語力を身に付ける必要がある。英語力がしっかりとしていないと論文の内容を100%掴むことは難しい。しかし僕は英語が非常に苦手である。なので英語論文を読む以前に英語力を身に付けないといけないと思っている。しかしそのような事になかなか取り組むことが出来ない。どうしても英語論文に書かれている数学的、物理的内容に手が伸びてしまうのだ。もちろん英語論文に書かれている英文法などはたかが知れている。なので読むことはそれなりにできる。しかし英語力に問題があると常々感じている。急がば回れと英語の勉強をするべきだが、なかなかそれができない。近道をしているようで、本当はそれが遠回りになっているのである。

何か一つの事に取り組む時、それだけをやれば良いという訳ではない。その周りにやるべき関連する事柄はたくさんあるのである。数学を研究するには英語力が必要なように、一見関係ないことも本当は本質的に関わっている。今、何かに対して打開できずにいるのならば、少し目線を変えてその周辺のことを整えるのも一つの手である。急がば回れ!とあらゆる道を視野に入れて攻めて行こう。

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