実戦的英語力。

最近、グローバル社会化が急伸し、国際コミュニケーション力、とりわけ英語力が非常に重視されている。僕も英語力はつけたいと思い何度も英語の参考書を開くのだが、全然集中力が続かない。ご想像の通り、僕の英語力は最低レベルである。

とは言え、大学院時代から数学・物理関係の洋書・論文は読んできたので、専門の英文はだいたい辞書なしで読める。専門英語は専門用語と初歩的な文法がわかれば読めるのである。と言っても、僕は初歩的な文法力も非常に怪しい。わからない単語もしばしば出てくる。しかし辞書はほとんどひかない。わからないところは前後の文章の関係から推測するのである。

専門洋書は読めても、子供が読むような簡単な英語で書かれた物語は全く読めない。実は文法的には専門洋書よりも、物語の方がかなり高度である。専門の英語は、世界中のどの研究者が読んでも正確に理解できるようにするため、文法的には非常に簡単になっているのである。

教養としての英語も大事だと思うが、研究や仕事といった実戦的な英語力を付けることは教養英語以上に大事である。英語力のない僕が言っても全く説得力がないかもしれないが、実戦英語は英文を完璧に理解することではなく、わからない部分も推測して解釈することが重要だと思う。それができれば、意外とスムーズに読めるようになるものである。

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