ホンダジェット、いざ出陣

ホンダが開発したビジネスジェット飛行機「ホンダジェット」があと認証を待つだけとなった。認証が下りればすぐにでも顧客に納入できるみたいだ。

ホンダが飛行機産業に参入したのは29年前だそうだ。そこから研究開発を重ね納入間近になった。

ホンダジェットの売りはいくつかある。サービスサポート体制が参入直後から整っていることや、機体の値段・メンテナンスともにリーズナブルであること、そしてもちろん圧倒的な高性能だ。日本メーカーらしく、燃費もかなりいいらしい。

ところがホンダの開発者が特にこだわったところがある。それは「トイレ」だ。過去のビジネスジェットではトイレと言えば簡易トイレであり、臭いなどもかなりきつかったらしい。しかしホンダはトイレも快適性の重要な一部分だとみて、快適で本格的なトイレを設置した。この様なことができたのも室内の広さが売りのホンダジェットならではのことである。

日本の飛行機産業は戦後から長い空白期間がある。ホンダジェットにしろ、三菱航空機のMRJにしろ、一番の難点はその空白期間による経験不足だ。ホンダジェットの藤野社長はその経験不足を埋めるがごとく、海外の飛行機メーカを飛び回っていたらしい。

ビジネスジェットのホンダ、中型旅客機の三菱、この二社が世界の空の両翼になりうる日は来るのだろうか。

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