オフレコ。

現在、財務事務次官のセクハラ問題に関して、「オフレコ」が話題になっている。ある記事では、今回の女性記者の情報提供について、オフレコ規則を破る自殺行為だとも言っている。はたしてそうだろうか?

オフレコとは、政治・経済関連の機密事項、及び発信者の秘密を目的としたものだ。今回の次官と女性記者のやり取りはオフレコだったということだが、そもそもセクハラ発言に関してオフレコにする必要は全くないし、セクハラをオフレコとするならば、それはオフレコを盾とする隠匿以外の何物でもない。

確かにオフレコを守ることは非常に重要である。時には国家機密に関するものもあるだろう。それらに関してオフレコを破っていたのでは国益に関わることもあり、また取材そのものも成立しない。

しかし今回のセクハラ騒動は、オフレコを守るべきものでもなんでもないし、オフレコとは全く次元の異なる事案でもある。こんなことをいちいち書かざるを得ないのも非常に次元の低い話であるが。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA