重力波観測、アメリカの研究グループ「LIGO」

現在、2月12日午前1時、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)などの研究グループ「LIGO(ライゴ)」が重力波を検出したという報告が生中継されている。この話題については2日前の僕のブログでも「噂」であると断ったうえで触れたが、今、正式に発表されることとなった。

重力波は巨大な物体の運動によって生じるもので、今回検出された重力波はブラックホール同士の衝突によって生じたものであるらしい。重力波は約100年前にアインシュタインによって提唱された「一般相対性理論」によって予言された現象だ。

アインシュタインの相対性理論には、1916年に提唱された「一般相対性理論」とは別に、その十年前、1905年に提唱された「特殊相対性理論」がある。この理論の名前とは違い、特殊相対性理論の方が非常に一般的な理論で、一般相対性理論の方がかなり特殊である。特殊相対性理論は全ての物理理論の基礎理論と言えるが、一般相対性理論は別名「重力理論」と言われている。ニュートンの重力理論に代わる理論として一般相対性理論が提唱された。

日本の一般相対性理論の大家と言えば、20世紀中ごろに活躍された内山龍雄(うちやまりょうゆう)博士がいる。内山博士の書かれた相対性理論の専門書は、日本の物理の研究者の間では非常に有名だ。内山博士が重力波を研究していたという話は聞いたことはないが、内山博士の教科書の中に書かれている重力波の章は長く熱が込められており、重力波に関しても想いめぐらせていたことであろう。

今回の重力波検出がこれからどのように発展するのか、重力波に詳しくない浅学な僕には想像できないが、次世代の重力理論である「量子重力理論」などにも影響するのだろうか、などと勝手に思っている。

とにかく、アインシュタインの理論が100年経って、また正しいことが証明された。100年経っても色あせないどころか、ますます重要さを増してくるアインシュタイン理論は恐るべきものである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA