物事に取り組むにあたって、二つの事が重要になる。一つは過去を理解すること。もう一つは未来を見通すことだ。
過去を理解するとは、一言で言うと勉強することだ。勉強とは過去の知識の理解である。過去の理解なしでは次への進歩はない。
未来を見通すとは、ビジョン、すなわち構想・展望だ。ビジョンを立てるためには、勉強をして過去を理解することが前提となる。すなわち順番としては、まず過去を理解して、それを基に未来を見通すということになる。
毎度登場する、山中伸弥教授の言葉「VW(ビジョン&ハードワーク)」で言えば、過去を理解することはハードワーク、未来を見通すことは言葉通りビジョンとういうことになる。
この二つのうち、片方が優れているとういうことはよくあるが、この二つを兼ね備えている人はなかなかいない。しかしまずは何よりも、勉強することが進歩への第一歩である。それをこなして次への進歩、すなわちビジョンを構築できるように、才覚を磨かなければならない。