読書に何を求めるか?

東洋経済オンラインで、武田鉄矢が「読書に実用性だけ求めても空しい」と述べている。最近の自己啓発本ブームに一言を放った言葉だ。

読書に何を求めるか、それは人それぞれだと思うが、本の内容に自分を丸投げするのはどうかと思う。本に書いてあることを実践すれば必ずうまくいくと思い、本に救いを求める人。まだそれを実行して前向きに歩いているのならばいいが、読んでそれだけで満足する人も多いのではないか。

読書とは、自分形成の手段だと僕は思っている。しかし、本を一冊読んだからと言ってすぐに自分が変われるわけではない。また見方を変えると、今の自分を確固たるものにするために読書をするということもあるだろう。すなわち、自分が変わらないために読むというものだ。

武田鉄矢がメンバーとして活躍していたグループ”海援隊”の名前は、司馬遼太郎の”竜馬が行く”から取ったものだそうだ。

読書とは一期一会だとよく言うが、読書が人生の岐路での進む道への指針となることもあるだろう。

そして読書をもとに、アウトプットすることも大事だ。アウトプットとは、広い意味で、「どう生き、どう表現するか」ということだ。その手段の一つが”働く”ということ。武田鉄矢は「労働者が仕事にやりがいを見つけるためには、給料以上に働かないかぎりは湧いてこない」と述べている。これは何もサービス残業のことを言っているのではない。仕事というものに対してどういう見方をすればいいか、ということを示唆しているのだろうと思う。

好きなことを仕事にするために進んでいくことも一つの手段であるが、今やっている仕事を極めるということも大きなやりがいにつながるであろう。

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