福島第一原発とは

福島第一原発と言えば、事故・放射線汚染など負のイメージばかり持たれている方が多いと思う。実際福島第一原発がもたらした負の遺産は限りなく多い。それによって被害を受けている方も多くいる。どうしても福島第一のことを考えるとネガティブなことしか頭をよぎらないかもしれないが、ここでは誰も言おうとしないポジティブな事について触れようと思う。福島第一の「正」のことを話すというと不謹慎だと無条件に反発したくなる人も多いとは思うが、実際にポジティブに考えることができる事もあるのである。

まず一番に、現在の福島第一は日本の科学の最先端、さらに日本の英知が集約されていると言える。なぜなら福島の処理の仕方次第で住民の、そして日本の将来が変わってくるからである。例えば無人ロボット、あるいは放射線流出防護施設、さらに放射線物質を直接扱うには最先端の科学技術が必要だ。まさに福島第一は最新科学の実験場なのである。世界で福島第一でしかできないことも多々あるのである。福島第一からさらなる新しい技術も生まれるだろう。

そしてもう一つは廃炉技術に関することである。廃炉技術とはとてつもなく難解な作業である。古いビルのようにただ壊すだけというようにはいかない。福島第一の事故が起こる以前、日本には福井に「ふげん」という廃炉研究施設があった。もちろん今でもある。ふげんでの廃炉研究は数十年スパンでの研究計画が立てられていた。廃炉とはそれほど困難な作業なのである。しかし福島第一の事故により時間の猶予は全て吹っ飛んだ。今すぐにでも廃炉技術を確立させることが要求されたのである。福島第一の事故により、ふげん計画の比にならないスピードで廃炉研究は進むだろう。

現在世界には数百基の原発が存在する。そしてその全てがいずれは廃炉を迎えることになる。しかし現在、廃炉技術は世界のどの国も確立した技術を持っていない。その時には福島第一での経験と技術が大きな力になるであろう。日本は廃炉技術大国と言われるかもしれない。

これらのことは福島の住民にすれば不謹慎と取られるかもしれないが、福島第一の負の影響については多くの人が述べてきた。そこでその反対「正」の側面も誰かが言わなければ中立な判断ができなくなり、正常な評価ができなくなる。そこであえてこのような内容のブログを書くことにした次第である。

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