社会と人間は、いつも偏っている。

報道、あるいはメディア記事は、常に偏っていると思った方がよい。もちろん、現在は中立な報道を心がけるようメディアも気を付けているようだが、むしろ偏っている方が普通なのだと思う。

一般科学雑誌も例外ではない。”科学”と言うと、多くの人は、科学=真実、と思いがちかもしれないが、一般科学雑誌はとてつもなく偏っている。専門家から見るとかなり信憑性のない話でも、読者にインパクトを与えそうな記事は妄信的に載せている。そう、科学記事は”真実”ではなく”インパクト”なのである。

そもそも、偏っていない人間などというものはまずいない。偏っていない意見というものは、多くの意見の平均でしかない。多くの意見の平均と、平均的な考えの人間とは、全く別概念である。

もちろん、偏り方がかなり危険な場合は問題があるが、人間の偏りというものは「個性」なのである。そして偏りのない社会というのは同調社会であって、それは偏っている社会より非常に危険な社会である。

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