知への挑戦。

僕は、人生とは次への挑戦だと思っている。何に対して挑戦するかは人それぞれ違うが、荒野を開拓し、多くの失敗を重ね、その中で大きな成功を成し遂げる。人生が終焉する間際までこのような挑戦をし続けることができれば本望である。

僕の人生の中で一番大きな挑戦は「知への挑戦」だ。数学や物理などの学問は僕の人生の中で最も大きな挑戦であるが、哲学や思想構成、そして生物学や歴史などの専門外の学問に対しても、自分の出来うる範囲で挑戦し続けたいと思っている。

学問とスポーツは全く違うものだと考えている人は多いかもしれない。確かに学問は頭脳を使い、スポーツは体力を使う。しかしそれらを極めようとする人にとっては、その根幹にある思想は共通するところが多いと感じる。どちらも究極への挑戦である。学問であれば過去の究極はアインシュタインと言えるかもしれないし、スポーツで言えば現在の究極は大谷翔平だと言える。

知の魅力に取りつかれた人は、知の魔力からは抜けられない。知への挑戦に終わりはないのである。全ての学問、そして全てのスポーツに言えることだが、知れば知るほど、極めれば極めるほど、それらの世界の奥深さを感じ、やるべき事がどんどん増えていく。すぐにやりつくしてしまうのではないかと感じている間は全く理解していないのだと言える。

将棋に関して僕は超初心者である。僕のような初心者には将棋の世界の片隅さえも見ることはできない。しかしおそらくプロ棋士には将棋盤の上の数十センチ四方のマス目の中に限りなく大きくて深い世界が見えているのだと思う。そのようなことは学問も同じだ。数学者や物理学者は、数式を機械的に計算しているのではない。数式の中に繰り広げられる深くで豊かな世界を視覚的に見て、それらの世界を構築し色を塗り続けているのである。

知への挑戦とは、新たな世界を構築していくことである。そして人間の深さとは、現実世界とは別に、第二の世界、第三の世界を持つことなのかもしれない。そのような世界が僕にとっては数学の世界、物理の世界なのである。

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