物事を立体的に俯瞰する。

最近、雑誌でいけばな(生け花)に関する記事を読んだ。僕はいけばななんて全くやったことないし、何の知識もなかったので、いけばなの世界観を少しだけ垣間見ることができて面白く感じた。

そこで、いけばなの師範が「対象を立体的にとらえることが大事だ」ということを言っておられた。もちろん花(植物)は立体的に成長するものなので、いけばなに奥行き感を出すためには立体感覚は大事だが、あらゆるものに対して立体的にとらえるのは簡単ではないのかもしれない。

数学でも平面図形は図を見てすぐに理解できるが、立体図形を理解するには持前の立体感覚が物を言う。さらに言うと、数学者は4次元以上の図形をも扱う。5次元・6次元、さらに一般のn次元という世界と格闘している。

もちろん、4次元以上の図形を書いてみるわけにはいかない。しかし数学者は高次元を縦横無尽に駆使できなければ使い物にならない。

物事を平面的にしかとらえられないと、どうしても画一的な考えしか出てこない。柔軟に奥行きのある考えを出すには、どうしても物事を立体的に俯瞰することが必要になる。しかし、物事を立体的にとらえる事とはどういうことか、ということを定義するのは非常に難しい。なので、平面的にしかとらえれらない人に、立体的にとらえるとはどういうことかということを教えるのは至難の業だ。

立体的にとらえる技術は、生まれつきの天性がかなり物を言うのかもしれないが、多くの事象をとらえて経験を積み重ねることなしにはこの天性も生かし切れない。才能は努力があって初めて開花するものである。

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