沖縄の基地問題

ただいま5月30日(土)午前2時、テレビで田原総一郎司会の「朝まで生テレビ」をやっている。まだ始まったばかりで全部見ることはできないが、今日は戦後70年特集ということで沖縄のテレビ局で生収録されている。まだ最初の部分しか見てないが、沖縄基地問題、特に普天間基地の辺野古への移転がメインテーマになりそうだ。

歴史的観点、政治的観点、沖縄県民の感情的観点から話を進められているが、現在世界的に注目を浴びている中国の軍備拡大・海洋進出について、沖縄の地政学的観点が議論される気配がない。沖縄は日本の中で最も中国に近いところに位置し、中国との有事の際は最前線に立たされる。

最近の中国の経済急拡大により、各先進国も中国の巨大な経済力に遠慮してか、なかなか中国に対して強く発言できないでいる。中国に対するけん制の最前線は日本、そしてそのバックにいるアメリカだ。

もちろん現在の普天間基地は街の真ん中に位置し、非常に危険であり、何が何でも移設をしなければならないことは明白だ。普天間を移設することは決まっている。しかし受け入れ先がないのである。

鳩山元首相が勝手に発言した県外移設も考慮の余地はあるとは思うが、沖縄の地政学的関係を考えると多少の不安が残る。しかし県外移設ができる事柄に関しては県外移設を進めるのも一つの手だ。しかし普天間基地の代替えが県外でもできるのか、辺野古でないとダメなのか、これは地政学的意味と、受け入れる住民の民意の双方を考えなければいけない。

朝生の初めで、沖縄県内の米軍基地の地図が出された。今までそのような地図を恥ずかしながら見たことがなかったのだが、それを見ると沖縄の軍事的負担はとてつもなく大きい。日本の防衛の地理的均衡としてこの状態は全くバランスが取れてない。

沖縄の基地問題は日本国民全体の問題でもある。鳩山元首相が発言した「県外移設」は世論として、余計なことを言ってくれたという感があるが、しかし防衛の地理的均衡を考えると日本本土の国民も何らかの形で受け入れるのが筋ではないかと思う。

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