構造が見えてくると面白い!

「神は細部に宿る」とはよく言うが、物事の本質というものは全体の構造を理解して初めて見えてくることが多い。そして本当の面白さは、そのような構造にこそあると僕は感じている。

とは言え、初見で全体の構造が理解できるほど簡単ではない。初めは細部の計算を行い少しずつその範囲を広めて行く。そしてそこに宿る様々な神を理解して行くうちに徐々に本質が見えてくる。これらの事は数学でも同じだ。代数構造、幾何構造、解析構造が見えてくると飛躍的に面白くなる。

世の中にも社会構造というものが存在する。そしてそのような社会構造の中に経済構造、集団構造、文化構造など様々な構造が混在している。この様に複雑に入り組んでいるからこそ社会構造は瞬時には理解できない。経済構造だけをとってもいまだに理解されていない機構は存在しており、だからこそ経済学は常に進化し続け新しい機構の発見が日々行われている。

「細部に宿る神」と「構造に宿る本質」を行き来しながら奥へと進んで行く。人間の思考の「深化」というものはそのようにして掘り下げられるものである。そして人間の思考の深さには限度がない。常に進み続ければ無限に深化して行くことが出来る。人間は深化によって進化して行くのである。深くて広いフィールドの一点からどのように全体を覆うか?そのための手法は一つではなく、それぞれの人間の思考と個性によって編み出された様々な手法によって無限の広がりを見せてくれる。人間の大きさは小さくとも、脳の中で繰り広げられる思考の広さと深さは無限大だ!

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