本は持てば持つほど身軽になる。

物は持つほど重くなり、身動きが取り辛くなる。近年は断捨離とかで出来るだけ身の回りの物を減らし、シンプルに身軽になろうとする思想が流行っている。

しかし書物は違う。本は持てば持つほど身軽になるのである。本を持つことによって進むべき道が増え、視界が広くなる。本は自分の判断力をサポートしてくれる。本を読むことによって世界を駆け巡ることができる。そういう意味で本に対する投資は積極的に行い、身の回りを本で囲むことは大事だと考えている。

しかし、本なら何でも買えばよいというものではない。学問に関する書物、例えば数学や物理の専門書、歴史書、哲学書などを厳選し集めることが大切なのである。これらの本は、自分が取り組んでいる学問、研究、思想構築に当たってあらゆる示唆を与えてくれる。そしてそれらの助けが必要な時にすぐに手にとって確認できる状況を作ることが大事なのである。

逆に買う必要のない本も色々とある。例えばファッション雑誌であったり、小説などである。僕はファッション雑誌は非常に好きで毎月何冊も読むが、ほとんど立ち読みで済ませている。ファッション雑誌を購入するお金があれば、それを専門書に回した方が圧倒的に有意義だ。

小説は多くの場合一度読んだら終わりだ。そして何かを構築しようとするときに参照することもほとんどない。しかし小説を立ち読みするということは現実的には不可能だ。ならば図書館で借りればいい。もしどうしても最新の小説が読みたい時は購入するしかないが、読み終われば古本屋に売れば良い。そうして失うことはほとんどない。

本は第二の頭脳である。つまり本を身近に置くことによって二人力、三人力の働きをすることができる。買う価値のある本を買いそれらを利用することによって身軽になれば、自分の行動範囲は圧倒的に広がるであろう。

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