日本製の良さを再発見する日本

今日新聞で、日本製の生地を使い日本で縫製された衣服に、「純日本製」を示す特別なタグをつけるという記事があった。日本製の良さを知ってもらい、アピールするためだそうだ。

最近大幅な円安のせいか、あらゆる業種で日本のメーカーの製造日本回帰ブームが起こっている。もちろん日本としては嬉しいことではあるが、円高になると海外に行き、円安になると日本に戻るという単純思考によるものだと少し残念だ。

確かに中国・東南アジアで作られた製品は安かった。もちろん値段は高いより安い方がいいかもしれない。しかし、信頼のあるmade in japanを求めている人も少なくなかったと思う。しかし電気量販店、あるいは大手服屋さんにいけばすぐに気付くが、日本製が欲しくて日本製を探してもなかなか見つからない。そして仕方なしに外国製を買うことになる。

ここ最近、純日本製の製品を手に入れるのが一番難しい国は日本である、と皮肉られたこともある。そして日本メーカーは自ら日本製の信頼性を手放していたのである。

今までの日本メーカー海外製作の逆輸入戦略は正しかったのだろうか?これは答えの出せない問いだ。なぜなら、そのまま日本で作った場合どうなったかというモデルケースがほとんどないからだ。しかし日本で製作し、高品質高信頼の製品を打ち出していく戦略もあったはずだ。もしそうしていたならば、過去10数年の、特に電機メーカーの壊滅状態は避けられた可能性もある。

円安で純国内生産で輸出するという戦略が容易になった今、日本製を大きくアピールし日本製の信頼を大きく揺るがないものにする絶好のチャンスだと思う。このチャンスを生かすも殺すも、経営者の日本製に対する価値観をどう表現するかにかかっている。

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