政治家に求められる政治に対する真摯な姿勢

最近、自民党の石破茂氏(現地方創生担当大臣)の著書を読んでいるが、著書から一番感じるのは政治に対する真摯な姿勢である。こんなことを書くと石破かぶれと思われるかもしれないが、実際に僕は石破かぶれかもしれない。政治家としての、そして人間としての石破氏が好きだ。とはいえ会ったことも何にもないので本当は僕の知らない顔もお持ちかもしれないが、少なくとも僕の知っている範囲での石破さんは支持するのに値する人物だと思っている。

政治家が政治のことを一番に考えなければならないことは当たり前だと思うが、実際にはそれができていない政治家が非常に多い。とにかく選挙に勝てばいいとそれだけを考えている政治家、ただやみくもにポストだけ追いかけている政治家、このような政治家は多い。しかしこのような政治家は短期間で消えていく運命にあるだろう。

少し前に国民の議論を二分した安保法案の原点は、どうやら石破氏に由来するように感じる。石破氏が集団的自衛権を含む国防、そして国際貢献の必要性を感じていたのはもう数年前、いやもっと前のようだ。防衛庁長官を務めていた時の経験から、そのような法案の原案を構築したようだ。しかし再び今度は自分が防衛大臣になり、その法案の推進は一度棚上げされる。しかし石破氏の心の中にはいつも国防・軍事的国際貢献に対する熱い思いがあるようだ。

戦後、日本は平和憲法と平和主義を掲げ、日本の平和の維持に成功してきた。しかしその平和は何もしないで得られた結果ではない。現に現在も一年間に何百回という戦闘機のスクランブル発進によって中国軍などの越境行為に対処している。そしてアメリカの核に傘に守られているのも事実である。しかし日本人の中には、日本が軍事的行為を全く行っていないから平和なのだと勘違いしている人があまりにも多い。学校でも自衛隊の災害派遣などに対する貢献は教えても、肝心な国防に対する貢献に関することは見て見ぬふりである。

安保法案の賛否、軍事的組織に対する好き嫌いにかかわらず、日本人はもっと国防の現実、そして世界が最も必要としている国際貢献は何かを直視し、もっと思考すべきである。安易な主張ではなく、熟考して判断することが国民には求められている。

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