思想の欧米化。

最近では外国人が日本の文化に興味を示しているという話題をよく聞くようになったが、思想や倫理観に関してはまだまだ欧米がグローバルスタンダードのような気がする、しかしだからと言って、日本の思想や倫理観が時代遅れだとか悪いといったことは無く、むしろ欧米の思想や倫理観の方がおかしいのではないかと感じることも少なくない。

とは言え、西洋思想と東洋思想はどうしても相いれないところが出てくるのは当然かもしれないが、根本をたどれば人間の思想であることに変わりはなく、一方的に東洋の思想がおかしいと決めつけるのは間違っている。欧米思想がスタンダードになる理由は、それが優れているからではなく、多くは国力の差に依存するものである。

現在日本は、日本文化を世界に広めることに躍起になっている。近年ではクールジャパンという言葉もかなり世界に広まってきているようだ。しかし日本思想を伝える事にはかなり後れをとっているように思える。しかし日本思想は根は中国・朝鮮にたどり着くことも多く、広く東洋思想として世界に広めることが必要だ。

日本思想に限定すれば、京都は日本思想の震源地と言ってもよい。西田幾多郎をはじめとする京都学派は大きな広がりがある。京都はもちろん日本文化の中心地である。現代的日本文化の中心地は東京であるが、伝統的日本文化の多くは京都に依存する。

確かに文化的価値に比べると、思想的価値はなかなかビジネスにはならないかもしれない。しかし思想は文化の基盤でもあり、長い目で見れば日本思想を世界に広めることは世界における日本の地位を大きく向上させるものである。

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