建築界で幅を利かす東大学閥、新国立競技場設計案で

再度、審査が行われた、新国立競技場の設計案、A案とB案のうち、A案が採用されることになった。

具体的にA案B案の提案者を見てみると、

A案:建築家・隈研吾氏、および大成建設。

B案:建築家・伊藤豊雄氏、および竹中工務店、清水建設、大林組。

これらの建築家及び建設会社の社長は全て木葉会という会の会員だ。木葉会とは東大建築学科出身者で構成されるグループだ。つまり今回の二案の関連者は全て東大出身者となる。

学問には学閥というものがつきものだが、建築界のようにここまで学閥が強い世界も珍しいだろう。

ところで、数学・理論物理分野では、学閥はほとんど関係ない。もちろん東大・京大はレベル自体が高いので自然と指導的研究者が多くなるが、東大よりもむしろ京大の方が強い感も感じる。理論物理では京大の湯川秀樹の伝統が根強く残り、京大に憧れる物理関係者は多い。最近ではノーベル賞を受賞した素粒子論の小林誠博士・益川敏英博士をはじめ青色発光ダイオードの赤崎勇博士・天野浩博士など、名古屋大学の名前もよく聞くようになった。数学・理論物理関係は基本的に個人プレーなので、大学名にあまりこだわりがないというのもあるかもしれない。

建築のように組織で動く業界はやはり東大閥が圧倒的に強い。ところで海外などはどうなのだろうか?やはりハーバード大学、カリフォルニア工科大学、MITなどが幅を利かせているのだろうか?海外の詳しい実態は僕にはわからないが、アメリカなどは実力社会とも言われ、才能一つで組織を動かせる立場になれるのかもしれない。

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