希望の同盟・・・安倍首相の真珠湾訪問で。

「希望の同盟」、安倍首相は27日午前(日本時間28日早朝)に訪れたハワイ・真珠湾で、日米同盟についてそう述べた。

アメリカの大統領と日本の首相が同時に太平洋戦争開戦の地に立つという、歴史的な日となった。

僕は映像では見なかったが、新聞で安倍首相のスピーチ全文を読んだ。オバマ大統領が5月に広島に訪れた時に行ったスピーチと同様に、安倍首相のスピーチも未来志向を強く表現したものであった。

今回のスピーチ内容は、非常に文学的表現であり、名スピーチであるように思える。もちろん安倍首相一人が作ったものではなく、側近・官僚・そして翻訳者・作家などが制作に関わった大作であることは容易に想像つく。とは言え、安倍首相の思いがつまったスピーチであることには変わりはない。

今回の安倍首相の真珠湾訪問は、5月のオバマ氏の広島訪問に対する返礼だと言われている。オバマ氏は広島では謝罪はしなかった。それに準じて安倍首相も今回は謝罪しなかった。しかし現在の強固な日米同盟下では、そんなことを気にする人は少ないのではないか。もちろん外交的には謝罪するかしないかは大きな問題になってくる。しかし日米両首脳は、過去への謝罪ではなく、未来への発展を取った。

今回の安倍首相のスピーチには、タイトルが付けられている。

「和解の力」

世界のどこかで戦争や紛争が起こることはいつの時代でも同じであるが、考えてみれば非常に不思議でもある。世界から軍隊が全て無くなればいい、そう思う人が大多数であろう。しかし悲しいかな、いつの時代も侵略をたくらむ国家・組織が必ず存在する。それらから防衛するためにも軍隊、あるいは自衛隊は必要不可欠だ。しかし必要悪だとは言いたくない。そんなことを言ったら、国家を守る任務に就いている自衛隊員に失礼である。自衛隊員様、いつもお疲れ様です。

戦後約70年、日本は泰平の世が続いている。これは300年弱続いた泰平の江戸時代に次ぐものではないか。日本は平和国家である。平和は日本の基軸でもある。しかし、日本だけ平和ならば他国はどうでもよい、などという論理は、世界をリードするこれからの日本に対しては通じない。これからは他国の平和に対しても貢献する、そのような役割が求められている。

しかし、他国への貢献に対して、他の先進国と同じことをする必要はない。日本は日本独自のやり方で貢献すればいいのである。そこでどのような形で貢献するべきか、じっくり熟考して議論しなければならない。

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