18日の夜、五輪スピードスケート500mで小平奈緒選手が金メダルを取った。17日の羽生結弦選手もそうだが、二人とも取るべくして取った金メダルと言えよう。
しかし難しいのは、取るべき人が取れないことが多々あるということだ。王者が金を取るとは限らない、しかし今回、羽生選手と小平選手のメダルは王者が取った金メダルである。
小平選手のことは以前から気になっていた。なぜかと言うと、出身大学が僕と同じ信州大学だからだ。これも何かの縁だと思い、小平選手を応援してきた。
縁と言えば、フィギュアスケート女子個人の坂本花織選手は僕と同じ神戸出身だ。僕も昔、ポートアイランドのスケートリンクには何度も遊びに行った。そのスケートリンクからオリンピック選手が生まれたということは非常に身近に感じて嬉しいものである。
王者小平奈緒が勝つべく臨んだ五輪で本当に勝った。技術・体力的な側面は言うまでもないが、「小平が金を取れなかったらサプライズだ」とも言われた五輪で金を取った小平選手のぶれないメンタルの強さは驚異的である。そのぶれないメンタルを少しだけでも分けてほしいものである。