小室哲哉さん、引退について。

19日、音楽プロデューサーの小室哲哉さんが引退を発表した。それについて賛否両論あるが、僕自身も小室さんの今回の経緯について考えると非常に悲しい思いがする。

今回の引退の発端となったのは小室さんの個人的な交友関係の問題であるが、あくまで個人的な問題であって社会的問題でもなんでもない。有名人と言えどもやはり個人的なテリトリーは絶対的にあるわけであって、それを何でも暴露するメディアの横暴は見るに堪えないものがある。

今回の問題でも、当事者同士にとっては大きな問題であるかもしれないが、それに対して我々市民がとやかく言うことではない。

今回の報道でもそうだが、当事者・小室さんが問題ではなく、メディアの報道姿勢の方が明らかに社会的問題である。個人的事情を全く知らないメディア、そして一般市民が、ただ表面的行為のみを見て、その人の私生活と仕事を破綻させるのはどう考えても間違っている。

90年代に小室サウンドを作り上げ、小室系とまで言われた音楽ジャンルを作り上げた才能ある音楽プロデューサーを消し去った今回の騒動は、本当に無念であるとしか言えない。

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