寄付をするfacebookのザッカーバーグの矛盾。facebookの英国法人の法人税が80万円

facebookのザッカーバーグCEOが5兆円の寄付をすることを表明した。そのこと自体に関しては非常に素晴らしいと思うし、僕が口出しすることでもないかもしれない。アメリカには寄付文化が根付いており、ザッカーバーグに限らずアメリカの経営者が多額の寄付をすることはよくある話だ。

しかしその一方で首をかしげたくなるようなニュースを聞いた。facebookの英国法人が法人税を80万円しか納めていないというのだ。facebookの社員がではない。会社がである。ザッカーバークの寄付行為と英国法人のこの小額な法人税は矛盾するのではないか。

もちろん80万円しか納めていないとは言っても脱税しているわけではない。合法的行為である。おそらくfacebookはあらゆる節税行為を実行してきたに違いない。しかし5兆円の寄付をするのならば、その前に常識的な税金を払うべきではないだろうか。それが筋というものである。この英国法人の税金のことを考えると、ザッカーバーグの寄付もむしろ悪質に思えてくる。

税金を払うことは非常に重要な社会貢献であり、多額の税金を払うことは寄付に勝るとも劣らない。その税金を軽視し、多額の寄付をするfacebookならびにザッカーバーグの行為は、完全に社会的ポーズである。

facebookならびにザッカーバーグさん、寄付をする前に、常識的な税金を払って社会に貢献してください。それでも余力があるならば大いに寄付をしてもらいたい。

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