大阪都構想反対多数、橋下氏政界引退へ

17日、大阪都構想の是非をめぐる住民投票が行われた。その結果、反対が賛成を2%ほど上回り、大阪と構想は立ち消えすることとなった。それに伴って大阪市長の橋下徹氏は今年12月の任期満了をもって政界を引退することを表明した。

この選挙は橋下氏の振る舞いを含め、民主主義の中の民主主義を体現した選挙だと感じた。まさに市民が直接政策決定を行い、政治を動かす。負けた橋下氏は市民の世論に従って引退をする。橋下氏は7年間の政治家生活を政治家冥利に尽きると言ったが、大阪市民にとっても冥利に尽きるのではないかと思う。

住民投票はたまに行われることはあるが、このような大きな案件に関する住民投票は地方投票としては初めてではないかと思う。それだけにこのような重要な政策決定に関われた大阪市民は貴重な経験をすることができたのではないかと思う。

橋下施政は大阪府・大阪市に激動をもたらした。橋下政治は大阪市民を「考える市民」にしたのではないか。橋下氏が地方施政に大きな一石を投じたことは確かだ。また今回の住民投票が日本が確実な民主主義国家だということをも証明した。この住民投票は大阪以外の日本国民にとっても胸を張れるものだ。

とはいえ、橋下市長の任期はまだ半年以上残っていいる。橋下氏のインパクトが強かっただけに次の市長の存在感は薄くなることが予想されるが、橋下氏には残りの任期を遠慮せずに積極的に満了し、次の市長へと引き継いでもらいたいものである。

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