大臣の歴史・そして新しくできた一億総活躍の政策

自民党・二階俊博総務会長が講演会で

「文部大臣は日本国ができた時からずっとある。1億総活躍大臣なんてこのあいだできたばかりでたいしたことない」

と発言したらしい。二階氏に対してどうというわけではないが、大臣の重要性を歴史という一視点だけで判断するのは果たしてどうかと思う。

もちろん文部科学大臣は文部大臣という名前の頃から非常に長い歴史がある。立派な庁舎も存在する。文部科学省・文部科学大臣の重要性は今さら言うまでもない。単純に考えても現在のところ、一億総活躍大臣よりも文部科学大臣の方が圧倒的に重要だと感じる国民の方が大多数だろう。

しかし今、安倍総理が誰もが考えなかった一億総活躍大臣というものを作ったことは、これが安倍総理の肝入りで作られたのだろうと推測できる。この一億総活躍大臣が重要になるかそうならないかは安倍総理の動き次第だ。安倍総理は一億総活躍大臣に対して何かしら重要な役割を持たせてくるであろう。

一億総活躍が重要かそうでないか、それは数年のスパンで判断すべきことではないかと思う。「一億総活躍」という響きはいい。しかしこれを形だけで終わらさないためにも、一億総活躍に向けての具体的政策を打ち出し、国民にアピールしていかなければならない。もし安倍総理の任期終了と一億総活躍大臣の終焉が同時ならば、一億総活躍の政策は安倍総理の失敗と言わざる負えない。

これからの日本を活気のある明るいものにするためにも、一億総活躍の政策が成功することを祈る。

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