大学院卒(修士・博士)は頭が凝り方寄っているって?学部卒は頭が柔軟?

大学院卒よりも学部卒の学生が欲しいという企業が多いという記事を見た。その理由は、大学院卒は専門で頭が凝り方寄っており、学部生の方が頭が柔軟だということらしい。まぁ、こんな意見は昔からあったことであって、いま聞いたからと言って何も驚くことはないが。

しかし大学院生の方が頭が凝り方寄っているという意見にはどうも納得いかない。確かに学部生より大学院生の方がはるかに専門的な事に取り組んでいることであろう。しかし専門的な事に取り組んでいれば頭は固いというという理屈はどこから来るのであろう。

確かに頭が凝り方寄っている大学院生は少なからずいる。しかしそのような頭の凝り方寄った大学院生などは大学院での研究でもしっかりした成果は出せないであろうし、学部生でも頭の凝り方寄った学生は少なくない。

逆に言えば、成果の出している大学院生は、非常に柔軟な頭を持っているといえる。頭が柔軟でないと研究を遂行することはできない。

とは言え、大学院生は専門性にこだわっているという面は確かにあるかもしれない。しかしこだわりと頭の固さは全然別次元の話だ。

僕が見た記事に載っている企業の仕事は、おそらく誰でもできる仕事が多い企業なのだろう。それならばわざわざ大学院生を取らなくても学部生を取った方が経済的だし、年齢も若い。しかし専門的な研究を追求しようとする大学院生の専門性は他の分野でも大いに役立つものだし、大学院で本気で研究しようとした大学院生の専門性と情熱は何物にも代えがたい。もちろん単に就職状況だけを考えて大学院に進学するような学生は話にならないが。記事に載っていた大学院生の話は後者のことだろうか。それならば前者の研究熱心な真面目な大学院生にはとんだ災難なはなしである。

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