単独でするのが良いか?共同で行うのが良いか?

「一人でできる」と言えば格好いいが、実は「一人でしかできない」というのが正しいこともある。僕自身、人と協調することが苦手で、一人で物事に取り組むことが多い。一人でしかできないということは、利点でも欠点でもありうる。

勉強というものは、人に教えてもらうものという意見も多いだろうが、僕自身は過去に、授業で習うよりも独学でやる方が圧倒的に吸収できて効率的であると感じてきた。そういうこともあって、高校を中退して一人で大学を目指して取り組んだ過去は自分に合っていたのかもしれない。ただ、教えてもらうことと自分で独学ですることは、どちらが良いということではなく、自分のスタイルに合った方を選べばいい。

研究の世界では、多くの研究者が共同研究という形を取っている。新たに出る最新の論文を見渡すと、単著(一人で書く)論文よりも、共著論文の方が圧倒的に多いように感じる。

単著でも共著でも内容が良ければそれでいいのだが、ある研究者は、「共著論文の実質的な成果の九割は一人の研究者が負っていることが多い」と言っていた。実際、僕が周りで観察していた例では、一人の研究者が成果を出して、他の研究者が執筆を担当しているように感じたものもあった。

単独研究と共同研究のどちらが優れているかということは、研究分野・テーマにもよるであろうが、数学・基礎物理などのような基礎的分野では単独研究の影響力の方が大きく、応用・実用分野では共同研究が幅を利かせているように感じる。

日本では協力することの美徳が称賛されるが、単独で物事を進める醍醐味も非常に大きな魅力である。

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