努力することは素晴らしく、何かを成し遂げるためには必須だが、美化されるものではない。

何かで成功を収めるためには、何かで勝つためには、努力は避けて通れない道だ。多くの分野において、努力は必須のものである。もちろん個人差はあるが、努力は成功の出発点だ。

とは言え、努力をしたからといって、必ず成功するとは限らない。しかしその逆は言える。つまり「成功した人は必ず努力をしている。」

もうずいぶん前の話になるが、当時中学生だった岩崎恭子さんがバルセロナオリンピック競泳で金メダルを取った時は衝撃的だった。しかし岩崎さんに大人から浴びせられた言葉は冷たかったという。「努力をしないで金を取っても価値がない」「苦労もしないで」というような類の言葉を浴びせられたという。少し考えれば、岩崎さんが「努力をしないで」なんてことはありえないということくらいはわかるはずである。なんと愚かな大人たちであろうか。努力というものは、人に見せるものではない。人の見ていないところでコツコツとすることが努力である。

努力したからと言って、必ず結果がついてくるとは限らない。そこが単純ではないところであるが、しかし努力をしないと出発点にも立てないのである。

岩崎さんに冷たい言葉を浴びせた愚かな大人たちは、おそらく努力を本気でしたことはないのではないかと疑ってしまう。それとも「苦労」を努力と勘違いしているのか。愚かな大人たちには、努力の大部分は他人には見えないと言うことくらいはわかって欲しいものである。とは言え、努力そのものは美化されるべきものではない。成功者に対して後から勝手に美化されているだけなのである。

それから最後に一言、

「努力をバカにするな!」

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