別府市がパチンコ(ギャンブル)で生活保護を停止したことについて

別府市がパチンコや競輪場などに出入りし賭け事をする生活保護受給者に対し、数か月生活保護費の支給を停止することが明らかになった。この別府市の対応について、賛否両論がある。

まず、一般市民感情として、生活保護者が働かずに税金から出た約7万円という現金をもらっていることに対し、批判的な人は多い。確かに感情的にそう考えるのは仕方がない。しかし「生活保護なのに、~~~している」と非難を浴びるせることは、僕は的外れだと思う。生活保護者が図書館に行こうが、旅行に行こうが、それは生活の質を上げる行為であってむしろいいことだと思う。

しかし生活保護費でギャンブルをするとなると、話は全く別だ。生活保護費は基本的人権を尊重し、健康的な最低限の生活を保障するものだ。しかしギャンブルをすることなどは、生活の質を上げるどころか、むしろ下げること以外の何物でもない。さらにギャンブルにつぎ込むことは、それは自らまだ生活保護費を下げられても生活が成り立ちますよと宣言しているようなものである。一般市民が生活保護者のギャンブルのために税金を出していると思うと、憤慨するのも無理はない。

最近は何でも権利権利の時代である。生活保護者にもギャンブルをする権利があると言う声もある。しかしはっきり言って、生活保護者にギャンブルをする権利はない。そもそも基本的人権にパチンコは全く関係ない。と言っても生活保護者の権利を何もかも否定するつもりはない。先ほど言ったように温泉旅行に行きたいのなら温泉で思う存分リラックスしてくればいいと思う。しかしギャンブルなどは百害あって一利なし。生活保護者でなくても問題視されているのに、生活保護費でギャンブルに行くことを納得する国民がどこにいるのか?

知識人は、今回の生活保護費でギャンブルに行くことに、法的観点から意見を述べている。それによると、「生活保護費でお菓子を食べようが、酒を飲もうが、ギャンブルをしようが、一切それを制限されるような法的根拠がない」と述べている。しかし誰がお菓子を食べるなと言ったであろうか?誰が酒を飲むなと言ったであろうか?ほとんどの人はそんなことは何も言っていない。知識人が勝手にそういう文句をいう市民の存在を想定しているだけである。

しかしギャンブルとなると話は全く別である。知識人は法律を持ち出して生活保護者のギャンブルを正当化する。ではそもそもギャンブル自体合法的なものであろうか?パチンコも競輪の賭けも、法的に言えばほとんど黒に近いグレーである。そもそも法的に違法性が強いものに対して、そのことには全く触れずに生活保護者の権利だけに注目して合法だと主張するのは、あまりにも議論が片手落ちではないか。初めは生活保護者のギャンブルについて書き始めたが、このような全く単眼視的な議論しかできない知識人の存在に嘆いてしまう。知恵のない知識人だ。

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