僕の強み、僕の面白さ。

頂点を極める人の多くは、途中で何らかの挫折があるにしても、全体的に見れば調子良く進んでいる人ではないだろうか?テレビなどで成功者を特集した番組を見ると、大概途中で大きな挫折をしたというのがお決まりのパターンだ。しかし僕から見れば、「そんなのは挫折でも何でもなく、一つの失敗に過ぎないのでは」と思うことがよくある。もちろん、成功者がこれまで全て上手く行ってここまで来たと言ったら話にならない。なので「挫折したけど、それを乗り越えてきた」と言いたいのだろう。しかしそこそこの失敗(挫折)などは誰でもある。なのでわざわざ「挫折を乗り越えてここまで来た」という話を作ることもないのではないかと思う。

僕自身、これまでどうだったか?一言で言うと、致命的な出来事はあった。ただし結果論から言うと、致命“的”であって、致命傷ではなかった。なぜなら、僕は今生きている訳だし、現在人生の中で最も意欲的な時期を送っているからだ。そしてこれが僕という人間の最も面白い所であり、強みでもあると思う。なぜなら、致命的な状態になり、どん底の状態を経験しながらも、今世界の頂点を本気で目指している。学問の世界で頂点を目指すとはあまり使われない言葉であるが、そのようなレベルの結果を出すべく進んでおり、勝算もある。

学問の世界で、ここまで致命的な状況に陥り、そこから這い上がった人はいないのではないかと思う。予定調和という言葉からは程遠い道のりである。最も打ち込むべき時期である大学・大学院時代に打ち込める状態ではなかった。しかし今はほぼ万全の状態だ。だから今はとことん攻めている。しかしそれでもまだ僕は満足していない。もっと調子を上げないといけないと思っている。そして今の自分ならそれが出来ると思っている。

このような道のりを歩み、研究に突き進んでいる研究者は他にいないのではと思う。そしてこれまでの道のりもあり、ポジション的には非常に苦しい位置にいる。色々な面で今は非常に苦しい。しかし今、非常にエキサイティングな人生を満喫している。苦しさと刺激的楽しさは両立するのである。とは言え、このような人生は命がけでもある。何も比喩で言っているのではなく、本当に命を懸けている。しかしだからこそ、ここまで攻めた人生を送れるのだと思う。

今、一つ目の結果に手が届くところに来ていると実感している。もちろん、もしそこに届かなければ文字通り命取りである。そして僕は貪欲なので、一つ目の結果を出せれば、そこからさらに前に進む用意がある。とにかく今は非常にエキサイティングなのである。いつか安定することはあるのだろうか?と思うが、安定など来ないことを願う。いつまでも人生を攻め続けて行きたいと思っている。

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