今、日本の鉄道産業が熱い

14日、JRのダイヤ改正が行われ、北陸新幹線が金沢まで延長された。今までは長野が終点で北陸まで伸びてなかったこともあり、長野行新幹線と呼ばれることが多かった。晴れて北陸新幹線になったのだ。

ところでJRのような鉄道「運輸」産業も熱いが、いま日本の鉄道「製造」産業も活況を呈している。鉄道製造産業と言っても幅広く、車両の製造から路線の敷設、またシステムの構築まで入るかもしれない。

そしていま注目を浴びているのが、鉄道産業の海外輸出だ。以前は鉄道産業にかかわらず、大規模産業の輸出に日本は弱いと言われてきた。しかし現在は、企業連合の結成、首相自らのトップセールスなどにより、海外でも日本の存在感は増してきた。

鉄道に限っても、台湾新幹線受注に始まり、アメリカの都市交通、イギリスの高速鉄道など次々に日本企業が受注している。最近はアメリカの高速鉄道に関する大型案件の行方に注目が集まっているが、そこでも日本は有力視されている。

では日本の鉄道産業はどこが評価されているのか。機械的な技術はすぐに海外に流出し、いまでは日本にとってそんなにアドバンテージはない。コストパフォーマンスも他国には及ばない。しかし日本には圧倒的な信頼性、安全性、そして究極的な運行システムを持っている。特に日本の新幹線に採用されている運行システムは、海外とは次元が違い圧倒的正確さを誇る。そしていまその日本の運行システムに世界が注目している。

一昔前、日本の大型産業輸出と言えば原発がメインだった。しかし今、福島事故で原発産業は苦境に立たされている。そこで注目を浴びているのが鉄道なのだ。

日本の鉄道産業は今ブランド化しつつあると僕は感じている。ブランド化に成功すればブランド力というものはかなりの力になるはずだ。しかし油断してはいけない。ブランドというものは信頼性の上に成り立っている物で、一つの失敗によって一気に崩れ落ちることがある。

日本の産業のブランド化への一歩として、鉄道産業は今の勝負どころを乗り切ってほしいものである。

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