主義・主張を掲げる。

主義とは何か?それは信念の主張である。日本人は主張が下手だとよく言われる。日本ではなあなあの雰囲気で物事が決まる中、自分の意見を主張するとわがままだとか協調性がないと言われる。野茂英雄氏がメジャーリーグに挑戦した時、日本では野茂氏をわがままだとけなし酷評する人が圧倒的多数だった。無言の野茂氏がそれを跳ね飛ばすことが出来たのは、実力を発揮し結果を残したことによるのは言うまでもない。自分の主張に対する批判を跳ね飛ばすのは、結果を出すしかないのだ。

主義主張の背後には覚悟があり、それをわがままだと一蹴するのは早計だ。その一方、主義主張を勘違いする人も出て来ている。単に楽をしたいからとか自分の都合の良い解釈を言い放つのは主義主張とは言えない。野茂氏のメジャー挑戦は明らかに厳しい道への挑戦であり、自分の都合だけを通した訳でも何でもない。まさしく野茂氏の強い覚悟を感じる。

近年は日本でも個性が重要だという雰囲気も出来つつあり、昔に比べれば主義主張がしやすい環境になってきた。そのような中でも、主義主張を貫くにはエネルギーもいるし、人生に対するリスクや金銭的リスクも伴う。時には命に係わることもあるであろう。しかし自分の信念に嘘は付けない。とは言え、信念だけで物事が成功する訳ではない。そこには成功への明確なビジョンがなければならない。そして実力もなければならない。それらが一つにつながった時、主義主張に基づく挑戦は達成されるのである。

野茂氏のようなパイオニアがポンポン出てくる訳では決してない。しかしパイオニアとして挑戦しようとする若者、あるいは中年かもしれないが、それらの人が厳しい挑戦に立ち向かい、リスクを取りながら成し遂げようとする意志には、大きな敬意を払いたいと思う。

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