中国の国内体制の変革

中国で船舶転覆事故が発生して一週間。中国の情報統制などやはり事故の情報をコントロールしようとする姿勢は今でも健在だが、しかし以前の完全な情報統制、そして情報の偽装を当たり前のようにする方針からは一つだけ変わったかなと思うことがある。それは事故の死者数だ。乗員乗客456人中432に人の死亡者が出たと発表された。この数字からみて偽装された数字である可能性は極めて低い。中国当局にとってこの数字はかなり悩ましい数字だ。この大惨事に対する不満の爆発が当局に向けられることを当局は一番恐れている。

もちろん遺族不在の処理など不満の爆発する要素はないわけではないが、数年前の中国新幹線の衝突事故の時と比べれば何か変わったかなという感がある。中国新幹線事故の時は死者数はおろか、事故車両を地中に埋めてもみ消すというとんだ行為に出たが、今回はその時に比べれが情報のスピードが速く、事故船体の扱いも無茶なことはやっていない。

習近平体制になって指導部関係で一番力を入れているのが汚職体質の変革である。以前の中国共産党と言えば権力者は何でもあり、汚職など日常茶飯事だったはずだ。それを変革しようとする習主席は非常に評価できる。

一方、南シナ海での埋め立て・軍事要塞化などの軍拡主義には非難すべき点はまだまだあるが、中国国内問題に対する方向性に関してはまともな国になりつつあると感じられる。

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