世界の経済力ランキングより・イギリスの不思議

欧州のシリア難民に関する記事を見ていると、難民は「欧州2位の経済力を持つフランス」を避けているという記事を見た。難民問題はここでは横に置いておくとして、果たしてフランスは欧州2位?1位はドイツだから、イギリスは第3位なのか?と思い調べてみた。それによると、

1位:ドイツ、2位:イギリス、3位:フランス

とあった。イギリスとフランスは僅差であったが、一応イギリスの方がフランスよりわずかに上だったのである。イギリ貨幣はポンドなので、除外されていたのかもしれない。ちなみにこのランキングはドル建てのGDPを比較している。

このランキングは、世界188か国のランキングが載っており、最下位はツバルというオセアニアの国になっていた。そこで気になる国が2か国、一つは北朝鮮、もう一つはジンバブエだ。

ところが北朝鮮がどこを見ても見当たらない。188か国もあるのだからどこかにあるだろうと探しても見当たらない。このランキングはいい加減で怪しいデータなのか?それとも北朝鮮のGDPは解読不能ということなのか?このようなランキング表なので、このブログを見ている方も高度な正確さは期待しない方がいいかもしれない。

そしてジンバブエ。ジンバブエと言えば「昨日のお金は今日の紙切れ」レベルの超インフレで注目されたが、少し意外や188か国中122位なのである。

話はイギリスに戻す。イギリスはそれなりの大きな経済力があるのはわかるが、イギリスは何の産業で成り立っているかよくわからない不思議な国である。もちろん昔はイギリスで産業革命が起こり、アメリカが台頭するまで世界一の大国であったわけであるが、いまでは金融大国のイメージしかない。産業と言えば個人的にはノーザンプトンの高級革靴などのファッション関係が真っ先に思い浮かぶ。とはいえこれらの産業規模はお世辞にも大きいとは言えない。イギリスで発祥した鉄道も、今では日本から逆に輸入しているくらいだ。

このように今では産業も特に大きいわけではないイギリスだが、世界での影響力は巨大だ。その理由に、過去世界を支配してきた歴史と、国連の常任理事国に名を連ねているからだということが言えるかもしれない。

知れば知るほど不思議な現在のイギリス。王室もあるが、それだけではなく現在も貴族が存在する。イギリスだけはこれからどのような道を進むか全く予想できない。

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