下町ロケットが面白い

現在、TBSで放送されているドラマ「下町ロケット」が、非常に面白い。原作は池井戸潤氏の小説で、直木賞作品でもある。このドラマを一言で表すと、「もの作りに対するプライドのぶつかり合い」とでも言えるのではないだろうか。非常にしっかりと作られ、意図もはっきりした素晴らしい作品だと僕は思う。

ドラマ中に出てくる企業もまた面白い。帝国重工や宇宙開発機構などは、それぞれ三菱重工、JAXAをモデルとしていることは明らかである。しかもこの二社が現実に日本のロケット開発の中心であることから、ドラマに現実味を持たせている。そして余談だが、ドラマの中心である佃製作所の佃航平であるが、数年前の三菱重工の社長(現相談役)は(関係ないとは思うが)佃和夫という人物である。

もの作りによって成長してきた日本にとって、このドラマは出るべくして出てきたといえるのかもしれない。もの作りに実感のない日本人も多いとは思うが、このドラマによってもの作りとは何かということがかなり伝わったのではないか。

同じ池井戸氏の小説をもとにして作られ、大ヒットしたドラマ「半沢直樹」は銀行を舞台としたドラマであったが、その金融業界ももの作りの業界との取引がなくては成り立たない。どうしても資金を握っている銀行の権力が大きく取り上げられるが、その源泉となっているのは日本のもの作りである。そういう意味でも半沢直樹と下町ロケットは非常に強いつながりがある。

そしてまたまた余談だが、ドラマ中に出てくる帝国重工・宇宙航空部部長、財前部長を演じる吉川晃司さんがすごく格好いい。ダークネイビーのスリーピーススーツが非常にお似合いで貫録がある。財前部長のスーツのブランドを調べてみたが、わからなかった。

現在、下町ロケットは後半の「ガウディ編」に入り、ロケットとはガラッと変わって医療機器の開発がテーマとなっている。医療機器業界は宇宙航空業界以上にわかりにくい業界である。その業界がどのように描かれているのか、今後の展開が楽しみである。

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