万人に理解されようとするな!

万人に理解されるような人生ほど薄っぺらくて退屈な人生はない。万人に理解されるということは、当たり障りのない事しかしていないということであり、現状維持だと言える。しかも現状維持を掲げて現状維持できることはほとんどない。飛躍を起こそうと思えば、万人の理解を超えることに挑戦しなければならない。

山中伸弥教授がiPS細胞誕生以前に、「皮膚細胞から万能細胞を作る」などと言ったら万人から鼻で笑われたであろう。そのような万人から理解されない状態から山中教授はiPS細胞作製という偉業を成し遂げた。もちろん人から理解されないことをすれば大きな成功を成し遂げられるかと言えばそうではない。むしろ失敗する確率の方が圧倒的に高いと言える。問題はそのような失敗をどう捉えるかだ。失敗を絶望と捉えるか?次への希望と捉えるか?それによってその後が大きく変わる。

実は人生なんて、本質的な部分では皆そうは変わらない。しかし現実は人によって天と地ほど違うように見える。その理由はいくつかあるかもしれないが、最も大きな部分は精神的な部分だ。とは言っても精神論を持ち出すわけではない。もっと単純に楽観的か悲観的かという類のことである。

頭脳の仕組みなんて、皆大きく変わらない。アインシュタインの脳が現存しているそうだが、どこを調べても大きく変わるところはないという。例え計算力が圧倒的に高くても、それだけで数学の研究ができるわけではない。結局は人生をどう捉えているかとかいう部分にたどり着く。人生をどう捉えるかということと数学の研究がどう結び付くか?多くの人はピンと来ないかもしれないが、そのような人生に対する精神的なモチベーションが学問の研究には大きく関わってくる。

万人に理解される生き方の方が圧倒的に楽かもしれない。しかしそれは何ももたらさない。人の理解からはみ出たところからイノベーションは生まれるのである。そこを理解しないと、何に対しても当たり障りのない現状維持に終始してしまう。そしてその先にあるのは没落である。

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