ミクロの世界とマクロの世界。

最近、少しだけ経済学をかじっている。(勉強したというほどでもない。)よく知られているように、経済学にはミクロ経済とマクロ経済がある。ミクロ経済は個人や個々の企業の動きを基に解析する学問で、マクロ経済は国家間などの大きなレベルでの経済を解析する学問である。

経済学にミクロとマクロがあるように、あらゆる学問でもミクロ的分野とマクロ的分野がある。その最たる例が物理学であろう。物理学ではミクロの世界を扱う量子論から、宇宙的スケールを扱う一般相対性理論まである。もちろんほとんどの物理学者は専門を定めて研究を行っているが、量子論と一般相対性理論の両方の素養があることは必要不可欠である。

物事を追究するにはミクロかマクロのどちらかに特化して細分化していけばいいが、本質を掴むためにはミクロとマクロの双方から物事を俯瞰することが重要になる。これは学問だけに限らず、あらゆることに言えることだ。

しかし近年は物事を扱うスケールが巨大化し、全てを俯瞰することは現実として不可能になってきている。しかし物事を広く見渡す視点は今でも重要である。しかも、「広く浅く」ではダメだ。重要なのは「広く、そしてある程度深く」である。さらにもちろんそれだけではダメで、「かつ専門は徹底的に深く」ということを付け加えなければならない。

専門を深く追究することを軸とし、世界のことを幅広くある程度深く理解する。そのような素養を身に付けると、ミクロの世界を覗く顕微鏡とマクロの世界を見渡す望遠鏡を上手く使い分けることにより、物事の本質がより鮮明に見ることができるであろう。

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