ベッキー・川谷氏のLINE流出事件について

最近何かとタレント・ベッキーさんと音楽家・川谷氏のスキャンダルが話題になっている。初めはベッキーさんと川谷氏の関係についての話題が多かったが、ここにきてそれよりもはるかに大きな問題が持ち上がった。二人の間のLINEのやり取りがそのままの形で流出したことだ。多くの人にとって二人の間のスキャンダルの方が興味があるのかもしれないが、社会的にはLINE流出の方が圧倒的に大きな大問題である。

二人のスキャンダルはスキャンダルに過ぎないが、LINE流出に関してはこれは明らかに犯罪である。プライバシー保護の観点でも問題だが、このLINE流出は「不正アクセス禁止法」に触れる、立派な犯罪だ。流出の経緯はまだはっきりとは明らかになっていないが、大方の目星はついており、現在警察が捜査に動いているという情報もある。

ベッキーさんの肩を持つわけではないが、明らかにおかしい風潮に関しては擁護しなければならない。LINE流出と、その内容だ。流出したLINEの内容であるが、一見不謹慎に思えるかもしれないが、世間に公表する前提で書かれたものではなく、プライバシー的に保護されるべきものであることを考慮すれば、流出したLINEの内容に関しては驚くことでもなんでもない。

ほとんどの人は人前では鼻くそをほじろうとはしない。しかしおそらく全ての人は一人の時には鼻くそをほじくっているはずだ。言わばベッキーさんのLINEの書き込みは鼻くそをほじくる行為と同じで、世間に公表されないという前提で書かれたものとしてはごく当然のことなのだ。

さらに言うと、安倍首相は海外首脳と会談を行ってニコニコと握手している。しかし本音は「あのクソジジイ」と思っているかもしれない。仮に自宅で「あのクソジジイ」と言っているとする。(もちろん安倍首相が本当に言っているという意味ではない。)しかしこんなことを自宅で言ったからと言って何の問題にもならない。しかしそれが盗聴されて公表されると国際問題になるだろう。ベッキーさんのLINEはこの「クソジジイ」発言と同じなのである。

時間とともにLINE流出問題の重要さは理解されてくるだろう。ある日突然逮捕者が出るかもしれない。問題の核心は二人のスキャンダルではなく、LINE流出の方であることに気付くだろう。

 

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