ギリシャの金融危機

ギリシャの金融危機が最終局面に入りつつある。ギリシャのデフォルト(債務不履行)は現実的になりつつあるが、その先にはEU離脱というさらに大きな問題が待ち構えている。

EU離脱の境目は通過をユーロから独自通貨に変えた時だ。ギリシャのEU内での経済規模はわずか2%弱だが、ギリシャのEU離脱がEU全体にもたらす影響はもちろん小さくない。特にヨーロッパ各政府はギリシャから大きな債務を買っている。これをユーロ建てにするか、新通貨建てにするかによっても影響を受ける国が変わってくる。

ギリシャの金融破綻状態の一番の原因は緊縮政策の失敗にある。もちろんその前に財政政策、特に公務員を中心とする問題などがあるが、金融政策の失敗は政治家の失敗という以上に国民が導いたという色が濃い。節約はしたくないという思いから一時しのぎの考えで緊縮反対政党を選び、破たんへと突き進んでいる。

ドイツなどはギリシャの財政破たんを防ぐべく最大限の支援をしてきた。しかしそれに対してギリシャが出した行動は、ドイツに第二次大戦のナチスに対する莫大な賠償金を請求するということだった。ここまでひどくないが、東アジアのどこかの国に似ている。

ギリシャの現状況を導いた芯を一言で言えば「国民性」ではないか。しかし国民性は教育によって大きく変わる。現在の日本の国民性を形作っているのは高度な義務教育であることは間違いない。ギリシャもまずは長期的観点から見て教育改革から始めることが重要なのではないかと思う。

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