なぜ哲学を修得すべきか?

「哲学は古い」とか「哲学は科学的ではなく間違っている」と言って、哲学を学ぶのは全く無駄だと言う人が多い。特に日本では哲学を軽視する風潮が強いように思える。

確かに哲学の絶頂期であったギリシャ哲学などは、科学的に見ればほとんどの事が間違いである。それどころか近代哲学の金字塔であるカントやニーチェなどのドイツ哲学だって正しいとは言えず、とても役に立つとは思えない。

しかし僕は声を大にして言いたい。

「哲学は極めて重要であり、習得すべき学問である」

ではなぜ哲学を修得すべきか?もちろん哲学の内容自体も意味があると思うが、それ以上に大事なのは「哲学の構造とメソッド」だ。

哲学を構築していく作業というのは、生きていく全ての事に応用が利く。哲学を構築できるかどうかということは、人生を構築できるかどうかということにつながるのである。もちろんあらゆる学問やビジネスへの応用にも非常に威力を発揮するであろう。

そして哲学的手法、すなわちメソッドは、あらゆることに対するアプローチの原型になっている。これは「いかにして生きるべきか?」という問いにつながってくる。またこれもあらゆる学問やビジネスへの応用に威力を発揮する。

哲学は役に立たないどころか、生きること全てに対して関わってくるのである。極論を言えば、哲学をせずに生きることはできない。「いかにして生きるべきか?」と問いかけながら生きていくには、哲学は必要不可欠だ。

哲学は決して難しい学問ではない。まずは身の回りの事に対して「なぜ?」という問いかけを始めればいい。その「なぜ?」という問い自体が哲学的行為そのものである。そうして小さな哲学を積み重ねていけば、徐々に体系的な哲学を構築していくことができるであろう。

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