なぜ、医学・生物学関係は不正(捏造)論文が多いんだ?

20日の読売オンラインで、22本の論文において不正操作されていたという記事が載っていた。東大を中心とする、医学・生物学関係の研究に関してのことだ。

ところで不正論文・捏造論文と言えば、最近は(今に始まったことではないが)、医学・生物学関係と相場が決まっている。これらの分野の成果が本当かどうかを確かめるためには実験をするしかなく、また他研究機関による追実験においても、技術的な問題や誤差などの問題によって、再現できなかったからと言って必ずしも論文が嘘だとは言い切れない。そこに不正の温床があるのだろう。

僕は大学から大学院にかけて数学・理論物理関係の勉強・研究をしてきたが、これらの理論系においては計算・論理をたどれば(原理的には)誰もが成否を判断でき、不正の余地がほとんどないといってよい。とは言え、誰もが計算・論理をたどれば判断できるといっても、これが一筋縄でいかないことも多い。世間でも話題になった、ペレルマンによるポアンカレ予想の解決、ワイルズによるフェルマー予想の解決に関する論文に関しては、それが正しいと判断されるまでに世界トップクラスの数学者が審査しても1年以上かかっている。

この様に、分野が違えば状況も全く異なるので、とやかく医学・生物学の世界のことを言うべきではないのかもしれないが、少なくとも論文不正をするような研究者は研究をする資格はないと断言できる。もちろん間違いはよくあることだ。しかし故意による不正は断じて許せない。

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