どこでリミッターをかけ、どこでリミッターを外すか?

自動車にはリミッターというものがかけられていることが多い。リミッターとはある速度以上出ないように制限を付ける事だ。もちろんリミッターをカットすれば限りなく速く(車の性能的な範囲内で)走ることが出来る。しかしリミッターをカットすれば危険性も増すし、レッドゾーンまで回し続ければ故障する危険性も圧倒的に高くなる。人間もあらゆるところで自分にリミッターをかけてセーブしている。しかし時にはリミッターを外し、自分の持てる才能を最大限に引き出すことが必要になる時がある。どこでリミッターをかけ、どこでリミッターを外すかという判断は、人生の成否や人間性に非常に大きく関わってくる。

いつでもリミッターをかけていれば、従来の常識の範囲を超えることはできない。しかしリミッターを外せば危険性が増す。すなわち、リミッターの操作は人間としての生き方のセンスが最も問われるところである。リミッターを外し、壊れることを恐れる人も多いが、僕は度々壊れるのも良いのではと思っている。壊れたら修理をしてまた仕切り直しをすればよいのである。もちろん修理不可能なくらい壊れるのは良くないが、基本壊れること前提でリミッターを外し生きるという選択肢も大いにありである。

日本では常にリミッターをかけていることが良しという風潮がある。「失敗は悪」という考えが根強く残っている。それでもある程度の所まで行ける可能性は十分にあるが、壁にぶつかってどうしても越えられそうにない時は、リミッターを外す必要がある。そしてリミッターを外した時、車と同じく、その人の人間としての力が最も顕著に表れる。だから自分の力に自信がある人は積極的にリミッターを外すべきである。そうでないと宝の持ち腐れになってしまう。そもそも力のない人は、リミッターを外すかという状況に直面することはないのかもしれない。

リミッターを外すことは諸刃の剣である。しかし良い剣を持っているのならば、積極的に外して行くべきである。そうすれば失敗して傷を負うことも多々あるかもしれないが、それ以上の成果を得られる可能性が高い。リミッターを外すかどうか迷った時には、自分がそのレベルまで達したと自信を持ってよい。そして一度リミッターを外し勝負に出てみることによって、新たな境地に達することが出来るであろう。

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