「記憶にございません」は、せこい。

政治家への疑惑追及で定番の答弁となっている「記憶にございません」という言葉。この言葉は考えれば考えるほどせこい言葉であることに気付く。

この言葉の特徴は、「やっていません」とは言っていないところだ。記憶にございませんと否定して、もし本当であることが暴露されると「やっていたけど記憶にないだけだ」と言い逃れができる点だ。すなわち嘘は言っていないと。

政治家は非常に便利な言葉を開発したものだ。国会での疑惑の追及は「記憶にございません」のオンパレードだ。この言葉は本当に禁止用語にしてもらいたいくらいだ。

「記憶にございません」と弁明する政治家は、それだけで信用すべき価値のない人間である。

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